オーガニックコスメのこと、本当に知ってる? 【オーガニックラバーズ】
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オーガニックコスメのこと、本当に知ってる? 【オーガニックラバーズ】

Lavendar Farm/Some rights reserved by woodleywonderworks 引用元:http://www.flickr.com/photos/wwworks/2712146938/

皆さん、オーガニックコスメを使ったことはありますか? 2011年時点で、オーガニックコスメは前年比で6.7%増の売れ行き(矢野経済研究所調べ)。敏感肌の女性が増え、安全・安心志向、環境意識や社会貢献に配慮した消費者意識の高まりによって、オーガニックコスメはますます注目を集める存在になっています。

でも、「オーガニックコスメって、いったい何?」と聞かれると、はっきりと答えられない人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は成美堂出版『ナチュラルコスメでハッピー肌』を監修したコスメキッチンを運営する、株式会社マッシュビューティラボのMedia事業部、中本さんにお話を聞いてきました。

オーガニックコスメとは

本来の意味では、農薬や化学肥料を使わずに有機栽培された植物からできた成分が主原料であるコスメのことをオーガニックコスメと呼びます。ただし、実際にオーガニックコスメを選ぶ際に気をつけたいことがあります。

日本では食品にはオーガニック(有機栽培)JASマークがあります。この食品のオーガニックJASマークは、「一定の農場の圃場(ほじょう)で3年間以上、無農薬(化学合成農薬無使用)、無化学肥料(有機質肥料)で栽培した農産物」につけられるという、厳密なもの。しかし化粧品にはまだ、食品のオーガニックJASマークに相当するような日本独自のオーガニックコスメの認証がありません。オーガニック成分がちょっぴり入っただけの製品を「オーガニックコスメ」として販売していることもあるのです。

そのため、たとえば矢野経済研究所では、オーガニックコスメの調査を行う際、「本調査におけるオーガニック化粧品とは、①第三者機関のオーガニック認証を取得している、②使用原料の大部分を自社及び提携農園のオーガニック素材を使用している、③ブランドラインアップの大部分にオーガニック素材を用いている、のいずれかがあてはまる化粧品をさす。」として定義するなど、各団体ごとにオーガニックコスメの定義を決めている状態です。

購入時の簡単な見分け方

「オーガニックコスメを買いたい」といった場合に最もわかりやすいのは、海外のオーガニック認証をとっているかどうかを確認すること。海外の主なオーガニック認証としては、Na True、BDIH、ECOCERT、COSMEBIO、SOIL ASSOCIATION、ACO、USDAとなどがあります。各団体の認証の基準は非常に厳しく、原料や製造工程の安全性や環境への配慮が行き届いているかを厳しく管理して認証がつけられています。

ただし、オーガニック認証をとるには費用や手間や時間がかかることもあり、企業や団体のこだわりや考え方によって、オーガニック認証を取得せずにすばらしい製品を生み出しているブランドも数多く存在するそうです。

オーガニックコスメならではのメリット

きちんとしたオーガニックコスメには、大きなメリットがあります。

1.肌本来の力を引き出す

肌には本来、乾燥から守るために自らを潤す力、外界からの刺激などにより傷んでしまった部分を修復し再生する力があります。オーガニックコスメは、こういった肌本来の持つ力にアプローチして、肌本来の「力」や「バランス」を取り戻すことを目的としています。

そのため、オーガニックコスメを使い続けることによって、ニキビや吹き出物が出にくくなったり、乾燥やかゆみなどの肌トラブルが減ったりするなど、変化を感じる人が多いそうです。

 

2.天然精油でリラックス効果もあり

オーガニックコスメでは香り付けに、人工的な香りではなく天然の精油を使っています。アロマセラピーのように、香りの癒し効果を得られるのも、オーガニックコスメの良いところです。

 

オーガニックコスメならではの注意点

しかし、オーガニックコスメには少しだけ気をつけなくては行けない部分もあります。

1.人によっては刺激と感じる場合もある

オーガニックコスメは、自然が本来持つ有効成分を、なるべく手を加えない状態で使用しています。そのため、植物の持つパワフルな成分がダイレクトに肌に働きかけるので、人によっては刺激と感じたり、成分が肌に合わなかったりすることもあります。オーガニックコスメだからといって、すべて安全だと考えず、パッチテストを行ったり、専門店で相談したすることが必要です。

2.使用期限に注意が必要

石油系合成防腐剤が配合されていないオーガニックコスメは、一般的なコスメに比べて使用期限がちょっぴり短め。食品と同じように、期限はきちんと守ることが大切です。

オーガニックコスメは地球環境にもイイ!

オーガニックコスメは、肌の持つ力にアプローチして肌本来の「力」や「バランス」を取り戻すことを目的としているので「私にいい」と言えますが、実は非常に地球環境にイイものでもあります。

原料を有機栽培にすると、農薬や化学肥料を使わないので環境への負担が少なくてすみます。加えてオーガニックコスメのメーカーはそれぞれの考え方に基づいて、消費者までの手に渡るまでの製造工程において、環境や生物への負荷を最小限に抑えた製品を作ろうと日々努力しています。

例えば、PANGEA ORGANICというアメリカを代表するオーガニック・ブランド。こちらのソープは、包装容器も100%リサイクルペーパーでできており、印刷も野菜由来のインクを使用。箱にはアラマンサスという植物の種が入っており、ソープを使い終わったら箱を土に埋めると、包装容器が自然分解されて花を咲かせるそう。

その他にも、製品作りの際の電力を、風力発電や太陽光発電などの方法で確保したり、工場の汚水まで気を配っていたり、パッケージのインクにまで配慮して、植物由来のものを使用したと、様々な努力が各メーカーによってなされています。そういった製品づくりの努力があるからこそ、オーガニックコスメを使用することで、間接的に環境保護に貢献できるのです。

「私にいい」だけではなく「世界にイイ」も同時に達成できるオーガニックコスメ。日々の生活に取り入れることで、自分の外見だけでなく、心まで美しくなれそうです。

 

取材協力=(株)マッシュビューティラボ 中本恭子さん

FelixSayaka

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