スターバックスが「第1回ESGブランド調査」で総合7位を獲得! エシカルな調達や環境への取り組みが高評価を受ける
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スターバックスが「第1回ESGブランド調査」で総合7位を獲得!

SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組みは、私たちも目に触れる機会が増えてきましたね。スターバックスは、労働環境の改善や児童労働の規制、環境に配慮した生産活動のサポート、廃棄物削減、リサイクル活動などに取り組んでおり、ESG(環境、社会、ガバナンス)経営の先駆けとも言える存在です。スターバックスコーヒージャパンはこれまでの活動が評価され、日経BPによる「第1回ESGブランド調査」で見事、総合7位にランクイン。「コミュニティにポジティブな影響を与える活動を継続します」と意気込むスターバックスのアクションを、今回の受賞を通して改めてウォッチしていきましょう。(記者:エシカちゃん)

環境分野で6位、社会分野で9位を獲得

日経BPが10月8日に発表した「第1回ESGブランド調査」は、「環境(E)」、「社会(S)」、「ガバナンス(G)」、「インテグリティ(誠実さ)」の各項目における企業活動のイメージを消費者がどのように抱いているかを調べたものです。スターバックス コーヒー ジャパンは「環境(E)」分野で6位、「社会(S)」分野で9位を獲得、総合で7位に輝きました。コーヒー生産者の社会的格差や貧困問題解消に向けたエシカル(倫理的)な調達、廃棄物削減、リサイクル活動などに取り組んできた姿勢が評価された結果ですね。

最近の具体的な取り組みとしては、今年1月から紙製ストローを全店に導入。11月からは一部店舗においてプラスチックカップで提供していた アイスビバレッジ(アイスメニュー)の一部を、森林保全に配慮したFSC認証紙を用いたペーパーカップと、飲み口を付けてストロー不要にしたペーパーカップ用フタ(リッド)で提供しています。マイタンブラーや素敵なデザインが魅力的なリユーザブルカップの利用を促し、使い捨て文化からの脱却を来店客に提案しています。

その他にも、使用済みのコーヒー豆かすを飼料やたい肥として再生。飼料やたい肥で育てた乳牛のミルクや野菜を店舗で使用する「コーヒー豆かすリサイクルループ」を、2014年から続けています。加えて、年間で約1,000t排出しているミルクパックを店舗で使うペーパーナプキンなどにリサイクルする取り組みを全国で実施しています。まさにReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3Rを実現しているのですね。

エシカルで持続可能なコーヒー豆の調達にこだわる

また、スターバックスは環境対策に加え、コーヒー生産地が直面する課題を解決するためにエシカルな調達にもこだわってきました。コーヒー生産者は低収入で過酷な労働環境に身を置き、児童に労働を強制しているケースも少なくありません。同社では環境や社会、経済、品質といった観点から、エシカルで持続可能なコーヒー豆の調達を行うための購買モデル「C.A.F.E.プラクティス」を2004年に取り入れました。2015年からは同社が買い付けている全てのコーヒー豆のうち99%が「C.A.F.E.プラクティス」や国際フェアトレード認証、その他の認証プログラムの基準を満たして調達しています。SDGs(持続可能な開発目標)の項目の一つ、「目標12・つくる責任つかう責任」へのスターバックスのひたむきな思いが伝わってきます。

スターバックス コーヒー ジャパンは1996年、東京・銀座に日本第1号店をオープン。全国でコーヒーストア1,600店舗(2020年9月末時点)を運営しています。「人々の心を豊かで活力あるものにするために―ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」というミッションに即した、ハイセンスなお店づくりでおなじみですね。今回の受賞を通じて、スターバックスのおしゃれでセンスのある店内の雰囲気はSDGsへの地道な取り組みに立脚しているのだと実感しました。

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
https://www.starbucks.co.jp/

日経BP「第1回ESGブランド調査」
https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20201008/

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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