(第30話)ちょうどいいのは固形石けん? 最近の洗顔事情【連載】かぞくの栞(しおり) 暮らしのなかで大切にしたい家族とwell-being
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(第30話)ちょうどいいのは固形石けん? 最近の洗顔事情【連載】かぞくの栞(しおり)

心身ともに健康で、社会的にも満たされた状態であることを意味する「well-being」。

一人ひとりがwell-beingであることが、社会や環境をより良くしていくことにつながるのだと思います。

では、「私にとって良い状態」ってどういうものなんだろう?

そのヒントは、意外と何気ない日常の中に散りばめられているのかもしれません。

新しく何かを始めるのも大切だけど、まずは身近な人や自分が「ごきげん」でいることから。

家族と過ごすなかで感じる、そんな一瞬一瞬を切り取って、綴っていけたらと思います。

自分に合った選択を(固形石けんの話)

夏の始めころ、毛穴が気になり試しに使っていたバームタイプのクレンジング。

使い続けるにつれ、毛穴が目立たくなってきて良い感じかも? と思っていたものの、次第に今度は乾燥を感じるように。

 

コスメショップでテスターをしてくれたお姉さんにも乾燥気味と指摘され(がーん)、それならとオススメしてもらったフォームタイプの洗顔に変えてみるも、今度は洗い切れていない感じでスッキリせず。

 

結局何が良いのかと頭を悩ませていたところ、ふと目に入ったのは洗面所にあった固形石鹸でした。

以前も一時期、洗顔に使っていた固形石鹸。

快適に使っていましたが、季節の変わり目の肌トラブルでしみるようになったことをきっかけに、手洗い用になっていました。

 

洗面所の引き出しの奥にしまっていた泡立てネットを取り出して、石鹸トレイと一緒にお風呂場にスタンバイ。

 

「まま、みててやー!」と顔つけの練習をする娘の横でゆっくりお湯に浸かって、十分に温まったらシャワーを人肌程度のぬるま湯に調整し、ぱしゃぱしゃ優しく顔を洗い流します。

 

そして泡立て。

濡らしたネットの水をしっかりと切って、せっけんに軽くこすりつけ両手でしっかりと泡立てます。

もこもこの泡を落とさないようにきめ細かくなるまで空気を含ませたら、両手に取ってまずはおでこと鼻、そしてアイメイクを落とすために目の周りをクルクル優しくなでて、ほっぺやあご、首の順番に洗っていきます。泡のクッションを意識して、肌に指が直接触れないように。

 

残った泡でついでにさっと全身も洗ったら、ぬるま湯を手にすくって15回ほどすすぎます。

 

娘とのドタバタお風呂時間、おでこからシャワーでざっと流したいところですが、ここはゆっくり丁寧に……を心がけるようになってから、心なしか肌の状態が安定するようになった気がします。

 

乾燥気味だし、またしみるかな、つっぱるかな。

そんな心配は無用。久しぶりの固形石鹸での洗顔は予想以上のつるりしっとりとした洗い上がりで、メイクもスッキリときれいに落ち、とても心地よい状態をキープしてくれたのでした。

この日を境に、再び洗顔は固形石けんに。

最近のお気に入りは、シャボン玉せっけんの「プレミアムビューティーソープ」です。石けん独特の臭いがなく、とってもきめ細かい濃密な泡で、つっぱらずしっとりと洗えるところが嬉しいポイント。

 

旅行の時も小さくカットしたのをケースに入れて、持ち運びます。これ一つで顔に頭に、全身洗えてしまうので、荷物の軽量化にも一役買ってくれています。

 

そして何よりコスパがいい……!

(金額がこれまで使っていた洗顔料の10分の1以下になった、というのは夫には内緒です……)。

 

石鹸洗顔に変えて約3ヶ月経ちますが、不摂生をしない限り肌の調子はすこぶる良く、気になっていた乾燥や毛穴づまりも少しずつ改善し、変化が嬉しいこのごろです。

 

年齢を重ねたり、体調の変化でまた合わなくなることもあるかもしれませんが、その都度、これまで習慣にしていたことも新しいことも試してみて、自分に合った選択をしていけたらいいなぁと思います。

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】かぞくの栞(しおり)

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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