「私によくて、世界にイイ。」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に……。日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。
でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?
当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。
「私によくて、世界にイイ。」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に……。日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。
でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?
当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。
第54話では、普段から意識しておきたい災害時の備えについていくつかのポイントをお伝えしました。今回の記事では、我が家の防災グッズと備蓄方法をご紹介したいと思います。
“もしもの時”なんて来ないことが一番ですが、近年、自然災害はいつ起きてもおかしくないように感じます。
その備えとして、市販の防災セットを購入したから安心とは言えず、実際に災害が起こった時の状況を想像して、自分に、そして家族に何が必要かしっかりと検討することが大切です。
市販の防災セットは、あくまで一時避難用。大規模災害が起こった場合は、1週間分くらいの備えが望ましいとされています。
とはいっても、不安な気持ちから、あれもこれも……と揃えてしまった結果、重たくなって持ち出せない、管理できないということになっては本末転倒。優先順位をつけて、必要最低限のものを厳選して揃えましょう。
我が家では、ポイントを以下の3つに絞って用意するものを考えています。
・いつも持ち歩くもの
・一時避難用のもの
・自宅避難する場合のもの
それでは、順番にご紹介しましょう。
一つは、前回もご紹介した持ち歩き用の防災ポーチ。
通学や通勤など、外出中に被災するケースもあるため、常にカバンに入れておきたい物たちです。百均のポーチに私用・夫用とそれぞれ用意しています。
災害時に限らず、普段、お財布を忘れた!なんて時にも役に立つことも。
連絡先リスト、小銭含むお金(3000円分くらい)、免許証・保険証のコピー(子どものものも含む)、モバイルバッテリー、携帯トイレ、ポケットティッシュ、ウェットティッシュ、圧縮タオル、保温アルミシート、生理用ナプキン、コンタクトレンズ、絆創膏、傷パッド、カイロ(冬のみ)、マスク、常備薬3回分
もう一つは、車でお出かけ中に被災するケース。こちらも最低限ですが、
長期保存水、ライト、レインコート、軍手、タオル、ブランケット(冬場)、娘のオムツと着替え、ビニール袋、ティッシュ、ウェットティッシュ、携帯用トイレ
などです。
これに合わせて、持ち歩きポーチを用意しておきます。ちなみに、おやつなどは多めに持ち歩くようにしています。
渋滞に巻き込まれた時や子どもが水遊びをした時なども活躍しています。
災害時にさっと持ち出して、避難先で1日〜2日間程度しのげるよう用意しておきたいもの。
特に小さいお子さんや高齢者がいる場合は、抱っこしたり歩行をサポートする必要があるので、リュックタイプで背負いやすく、重すぎないものに入れておくことも重要です。
市販の防災セットをベースに、必要なものを加えても◎
子どもが避難先で退屈することなく過ごせるよう、ちょっとしたおもちゃや絵本、おやつなど入れておくのもおすすめです。
また避難する際に持ち歩きポーチも追加すれば、重複していくつも用意する必要がありません。
自治体などに救援物資が届くまで、遅いと数日かかる場合もあるため、最低3日間〜1週間分ほどの用意があると安心と言われています。
我が家は居住環境の災害リスクが比較的低く、また子どもも小さいため、避難する可能性は低いと考えています。なので、自宅避難する状況に重点を置いて備蓄しています。
ライフラインが断たれた状態で、いかにストレスを少なく過ごせるか。
そのためには水や食料が十分にあることはもちろんですが、特につらいのは、排泄物がちゃんと処理できないことだと感じました。
1日のトイレ使用回数は5〜8回ほど。大人2人だと1週間で約100回分。
非常用トイレは余裕を持って用意しています。
そのほか、最低限用意したい物は次の通りです。
・お水(1日3ℓ/人×3〜7日分)
・生活用水(災害後すぐにお風呂やバケツに水を貯める)、給水ボトル
・食料(長期保存用とローリングストック)
・ライト(最低限1人1つ。大きめのランタンと、両手が空くヘッドライトがあると便利)
・情報収集のためのラジオやスマホ(モバイルバッテリー、乾電池も)
・カセットコンロとボンベ
・救急セット
・新聞紙、ガムテープ、軍手(ガラスが割れた時などに使える)
これらに加え、自分自身や家族にとって大切なものを備えておくと安心です。
ティッシュやトイレットペーパー、サランラップ、ゴミ袋、ビニール袋、オムツ、ナプキンなど普段から使う生活用品は、たとえば、ティッシュなら残り3箱になったら買うなど、常に少し多めに購入しておくことがおすすめです。
ただ、その購入はついつい忘れがちになってしまうので、消費スピードに合わせて、それぞれの物で決めた購入タイミングを保管場所に記しています。
食料は、長期保存食も良いですが、普段食べなれないものを毎日食べるのはストレスになります。
避難時持ち出し用のα米、インスタントスープ、缶詰、レトルトカレー、羊羹などを除いては、お米、おもち、缶詰、乾物、乾麺、ふりかけ、インスタント麺、ジュース、お菓子など普段使っている食材を多めにストックして使うようにしています。
調理にはカセットコンロを用意しています。2週間くらいライフラインが復旧せず家から出られなかったとしても、足りるようにしています。
このように日常的に備えていたおかげで、昨年〜今年のコロナウイルスによる緊急事態宣言の際も、頻繁に買い出しに行く必要がなく助かりました。
2話に渡って、我が家の防災対策・防災グッズをご紹介しました。
防災グッズを一から考えるのは大変なので、本やウェブサイトなどで紹介されているものを参考にしつつ、暮らしに合った形にアレンジしていくのがおすすめです。
そして、一度用意したから安心ということではなく、定期的に見直すことも大切。
我が家ではシーズンごとに簡単なチェックを行っています。
・食品の賞味期限
・季節物の入れ替え(カイロ、防寒着など)
・子ども用品はサイズアウトしていないか(衣類、オムツなど)
・電化製品や乾電池などが劣化していないか
などをチェックするのです。
また災害時を想定して、電気やガスが使えないなどの条件を設定して、ゲーム感覚で生活してみることも防災スキルのアップにつながります。
大切な家族、自分自身が安心して暮らすための備えを、日頃から意識して過ごしていけたらと思います。
季子(キコ)
一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。
産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp
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