《第72回カンヌ国際映画祭・Day1》煌びやかなレッドカーペットから、ゴージャスなショットをお届け
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
2,487 view
《第72回カンヌ国際映画祭・Day1》煌びやかなレッドカーペットから、ゴージャスなショットをお届け

最高賞「パルム・ドール」のトロフィー(写真提供:Chopard)

「カンヌ」と言えば、是枝裕和監督の『万引き家族』が最高賞であるパルム・ドールを日本に持ち帰ったのが記憶に新しいところです。

あれから早1年。そのカンヌ国際映画祭が、今年も5月14日夜(現地時間)に開幕しました。

今回は、第47回に『パルプ・フィクション』でパルム・ドールを勝ち取ったクエンティン・タランティーノ監督の最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』がぎりぎりになって出品されたり、カンヌの常連とも言えるジム・ジャームッシュ監督の最新作『The Dead Don’t Die(原題)』がオープニングを飾ったり、話題作が目白押しです。

エシカでは、公正な労働環境の下で採掘され、フェアマインド認証を受けたゴールドを使用して作られたパルム・ドールのトロフィーを手がけているハイジュエラー、ショパールのエシカルな精神に賛同するとともに、今年もカンヌからの最新情報をいち早くお届けします。

カンヌ国際映画祭の不変のシンボル、パルム・ドールとは

カンヌは、フランス南部の地中海に面するリゾート地です。そこで毎年5月に開催されるのがこの映画祭で、ヴェネチア、ベルリンと並ぶ「世界三大映画祭」のひとつと称されています。

なぜアカデミー賞がその三つに入っていないの?と思うかも知れませんが、受賞式に特化したアカデミー賞と違って、コンペティションと同時並行して、映画製作会社や配給元などが一同に介して、作品の権利を売買する国際的な見本市も行われている、まさに映画界の大規模な祭典なのです。

また、カンヌで連想するのが、コンペティションの最高賞である「パルム・ドール」です。古くは黒澤明、今村昌平など歴代の日本人監督も受賞していることから、わりと耳慣れた言葉でもあるでしょう。

この「パルム・ドール」とは、トロフィーのデザインを見れば一目瞭然ですが、フランス語で「黄金のパルム(ヤシの葉)」を意味します。

エシカルなゴールドのみで作られた、パルム・ドール(写真提供:Chopard)

このトロフィーは、オフィシャルパートナーであるショパールのメゾンの共同社長兼アーティスティック・ディレクターを務める、キャロライン・ショイフレ/ Caroline Scheufeleが1998年にデザインしたものです。サステナブル・ラグジュアリーを掲げるショパールは、このトロフィーを、エシカルなフェアマインドゴールドで作りあげました。

キャロライン・ショイフレ(写真提供:Chopard)

そして、レッドカーペットでセレブリティが身に纏うジュエリーも、キャロライン・ショイフレの構想によってラインナップされた2019年の「レッドカーペット コレクション」から、セレブリティたちに選ばれたものです。

早速、初日のレッドカーペットを飾った、煌びやかなショットをご覧ください。

ジュリアン・ムーア/ Julianne Moore

まずは、オープニングセレモニーの常連でもある米国女優のジュリアン・ムーア。深緑のドレスに、エメラルドのイヤリングがマッチしています。

ジュリアン・ムーア

ショパールのキャロライン・ショイフレ(左)と、ジュリアン・ムーア(右)〜写真提供:Chopard

エル・ファニング/ Elle Fanning

今回、コンペティション部門の審査員を務める米国女優・エル・ファニングは、エレガントなサーモンピンクのドレスで登場。洋梨シェイプのダイヤモンドをフィーチャーしたイヤリングが、眩いばかりの輝きを放っていました。

エル・ファニング(写真提供:Chopard)

エル・ファニング(写真提供:Chopard)

クロエ・セヴィニー/Chloë Sevigny

今回のオープニングを飾った、ジム・ジャームッシュによるゾンビ映画『The Dead Don’t Die(原題)』に出演している米国女優、クロエ・セヴィニーの左手に輝く、ダイヤモンドをフィーチャーしたホワイトゴールドのブレスレットも、ショパールのコレクションから。

クロエ・セヴィニー(写真提供:Chopard)

ロミー・ストリド/ Romee Strijd

大胆なドレスに身を包んだオランダのモデル、ロミー・ストリドの耳に輝いていたのは、フェアマインドホワイトゴールドをフィーチャーしたイヤリング。

ロミー・ストリド(写真提供:Chopard)

このほかにも、多くのセレブリティが集結し、華やかなオープニングを迎えたカンヌ初日でした。

エシカでは、引き続き、2日目以降の動向も順次お伝えしていきます。

ブラジルのモデル、イザベル・グラール/Izabel Goulart(写真提供:Chopard)

元・少女時代メンバーで、女優・シンガーとして活躍するジェシカ/Jessica Jung(写真提供:Chopard)

セネガルの映画監督・女優Maimouna N'Diaye(写真提供:Chopard)

中国の女優、劉涛/ Liu Tao(写真提供:Chopard)

公式サイト
https://www.festival-cannes.com/

《第72回カンヌ国際映画祭》連載企画

《第72回カンヌ国際映画祭・Day1》煌びやかなレッドカーペットから、ゴージャスなショットをお届け

《第72回カンヌ国際映画祭・Day2》ショパールのレッドカーペットコレクションから

《第72回カンヌ国際映画祭・Day3》注目の音楽映画『ロケットマン』を上映、エルトン・ジョン本人もレッドカーペットに登場

《第72回カンヌ国際映画祭》チャン・ツィイーをゴッドマザーに指名

《第72回カンヌ国際映画祭・Day4》ペドロ・アルモドバル監督の『Pain and Glory』プレミアを飾ったセレブリティたち

《第72回カンヌ国際映画祭》マライア・キャリーの圧巻パフォーマンスに酔いしれる 〜ショパールLOVEナイトより

《第72回カンヌ国際映画祭》若手俳優に贈られる「ショパール・トロフィー」授賞式から

《第72回カンヌ国際映画祭》クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』プレミアから

記者:山田勲

上智大学理工学部卒。1985年ソニー株式会社入社。ソニー・ミュージックエンタテインメントEPICソニーレコードのディレクターを経て、インタービジョン・レーザーフィッシュ取締役などを歴任、ethica編集部では音楽制作の現場経験を活かし、音楽を中心にエンタメ分野のライティングを担当。これまで担当した著書に「デジタルエレクトロニクスの秘法」(岩波書店ジュニア新書)、「0と1の世界」(教育出版・中学国語3)の寄稿がある。

ーーBackstage from “ethica”ーー

是枝裕和監督の『万引き家族』がパルム・ドールを受賞してから早くも1年経ったのですね。昨年は、この映画に出演していた樹木希林さんが惜しまれつつ亡くなり、その直後に安藤サクラさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説『まんぷく』の放映が始まるなど、いろいろあった年でした。

今年は日本人監督の作品のエントリーはありませんでしたが、久しぶりにカンヌに戻ってきたクエンティン・タランティーノ監督の、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのダブル主演による新作がどんなものか気になっています。

クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田 勲

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第1話)逆張り者
独自記事 【 2025/9/5 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (序章)最初の関門
独自記事 【 2025/8/31 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
持続可能な酪農の実現を支える明治の取り組みと、乳業の歴史
sponsored 【 2025/9/3 】 Food
乳製品やチョコレートなどの食品を取り扱うメーカーである明治(Meiji)。大ヒット商品でもある「明治おいしい牛乳」や「明治ブルガリアヨーグルト」などは冷蔵庫に常備され、マストアイテムになっている…なんて家庭も多いのでは?そんな私たちの日常生活に欠かせない明治グループは、2021 年から「健康にアイデアを」をグループスロ...
【単独取材】料理に懸け30年、永島健志シェフが語る美食哲学
独自記事 【 2025/10/9 】 Food
この取材は、かつて学校が苦手な不良少年だった、永島健志さんが、料理という表現と出会い「世界のベスト・レストラン50」で世界1位を5度獲得したスペインのレストラン「エル・ブリ」で修業し、帰国後に体験型レストラン「81」を立ち上げた貴重な経験を語って頂いたものである。
アラン・デュカス氏が登壇「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2025」 記者発表会レポート
INFORMATION 【 2025/9/15 】 Food
今年で開催15回目となる「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」は、少し敷居が高いと感じてしまう人もいるフランス料理を、馴染みのない人にも楽しんでもらいたいという思いから誕生したグルメフェスティバルです。期間中(9月20日〜10月20日)は、参加しているレストランにて特別価格で、本格的なフレンチのコース料理を...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
【ethica Traveler】連載企画Vol.1 宇賀なつみ サンフランシスコ編(序章)   
独自記事 【 2024/1/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第2話)新天地
独自記事 【 2025/9/25 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...

次の記事

「ちがうから、おもしろい!」 フェロー諸島北西の島で出逢った方の言葉 。 エシカリスタ Vol.34 写真家 内山香織さん
《第72回カンヌ国際映画祭・Day2》ショパールのレッドカーペットコレクションから

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます