《第72回カンヌ国際映画祭・Day1》煌びやかなレッドカーペットから、ゴージャスなショットをお届け
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《第72回カンヌ国際映画祭・Day1》煌びやかなレッドカーペットから、ゴージャスなショットをお届け

最高賞「パルム・ドール」のトロフィー(写真提供:Chopard)

「カンヌ」と言えば、是枝裕和監督の『万引き家族』が最高賞であるパルム・ドールを日本に持ち帰ったのが記憶に新しいところです。

あれから早1年。そのカンヌ国際映画祭が、今年も5月14日夜(現地時間)に開幕しました。

今回は、第47回に『パルプ・フィクション』でパルム・ドールを勝ち取ったクエンティン・タランティーノ監督の最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』がぎりぎりになって出品されたり、カンヌの常連とも言えるジム・ジャームッシュ監督の最新作『The Dead Don’t Die(原題)』がオープニングを飾ったり、話題作が目白押しです。

エシカでは、公正な労働環境の下で採掘され、フェアマインド認証を受けたゴールドを使用して作られたパルム・ドールのトロフィーを手がけているハイジュエラー、ショパールのエシカルな精神に賛同するとともに、今年もカンヌからの最新情報をいち早くお届けします。

カンヌ国際映画祭の不変のシンボル、パルム・ドールとは

カンヌは、フランス南部の地中海に面するリゾート地です。そこで毎年5月に開催されるのがこの映画祭で、ヴェネチア、ベルリンと並ぶ「世界三大映画祭」のひとつと称されています。

なぜアカデミー賞がその三つに入っていないの?と思うかも知れませんが、受賞式に特化したアカデミー賞と違って、コンペティションと同時並行して、映画製作会社や配給元などが一同に介して、作品の権利を売買する国際的な見本市も行われている、まさに映画界の大規模な祭典なのです。

また、カンヌで連想するのが、コンペティションの最高賞である「パルム・ドール」です。古くは黒澤明、今村昌平など歴代の日本人監督も受賞していることから、わりと耳慣れた言葉でもあるでしょう。

この「パルム・ドール」とは、トロフィーのデザインを見れば一目瞭然ですが、フランス語で「黄金のパルム(ヤシの葉)」を意味します。

エシカルなゴールドのみで作られた、パルム・ドール(写真提供:Chopard)

このトロフィーは、オフィシャルパートナーであるショパールのメゾンの共同社長兼アーティスティック・ディレクターを務める、キャロライン・ショイフレ/ Caroline Scheufeleが1998年にデザインしたものです。サステナブル・ラグジュアリーを掲げるショパールは、このトロフィーを、エシカルなフェアマインドゴールドで作りあげました。

キャロライン・ショイフレ(写真提供:Chopard)

そして、レッドカーペットでセレブリティが身に纏うジュエリーも、キャロライン・ショイフレの構想によってラインナップされた2019年の「レッドカーペット コレクション」から、セレブリティたちに選ばれたものです。

早速、初日のレッドカーペットを飾った、煌びやかなショットをご覧ください。

ジュリアン・ムーア/ Julianne Moore

まずは、オープニングセレモニーの常連でもある米国女優のジュリアン・ムーア。深緑のドレスに、エメラルドのイヤリングがマッチしています。

ジュリアン・ムーア

ショパールのキャロライン・ショイフレ(左)と、ジュリアン・ムーア(右)〜写真提供:Chopard

エル・ファニング/ Elle Fanning

今回、コンペティション部門の審査員を務める米国女優・エル・ファニングは、エレガントなサーモンピンクのドレスで登場。洋梨シェイプのダイヤモンドをフィーチャーしたイヤリングが、眩いばかりの輝きを放っていました。

エル・ファニング(写真提供:Chopard)

エル・ファニング(写真提供:Chopard)

クロエ・セヴィニー/Chloë Sevigny

今回のオープニングを飾った、ジム・ジャームッシュによるゾンビ映画『The Dead Don’t Die(原題)』に出演している米国女優、クロエ・セヴィニーの左手に輝く、ダイヤモンドをフィーチャーしたホワイトゴールドのブレスレットも、ショパールのコレクションから。

クロエ・セヴィニー(写真提供:Chopard)

ロミー・ストリド/ Romee Strijd

大胆なドレスに身を包んだオランダのモデル、ロミー・ストリドの耳に輝いていたのは、フェアマインドホワイトゴールドをフィーチャーしたイヤリング。

ロミー・ストリド(写真提供:Chopard)

このほかにも、多くのセレブリティが集結し、華やかなオープニングを迎えたカンヌ初日でした。

エシカでは、引き続き、2日目以降の動向も順次お伝えしていきます。

ブラジルのモデル、イザベル・グラール/Izabel Goulart(写真提供:Chopard)

元・少女時代メンバーで、女優・シンガーとして活躍するジェシカ/Jessica Jung(写真提供:Chopard)

セネガルの映画監督・女優Maimouna N'Diaye(写真提供:Chopard)

中国の女優、劉涛/ Liu Tao(写真提供:Chopard)

公式サイト
https://www.festival-cannes.com/

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記者:山田勲

上智大学理工学部卒。1985年ソニー株式会社入社。ソニー・ミュージックエンタテインメントEPICソニーレコードのディレクターを経て、インタービジョン・レーザーフィッシュ取締役などを歴任、ethica編集部では音楽制作の現場経験を活かし、音楽を中心にエンタメ分野のライティングを担当。これまで担当した著書に「デジタルエレクトロニクスの秘法」(岩波書店ジュニア新書)、「0と1の世界」(教育出版・中学国語3)の寄稿がある。

ーーBackstage from “ethica”ーー

是枝裕和監督の『万引き家族』がパルム・ドールを受賞してから早くも1年経ったのですね。昨年は、この映画に出演していた樹木希林さんが惜しまれつつ亡くなり、その直後に安藤サクラさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説『まんぷく』の放映が始まるなど、いろいろあった年でした。

今年は日本人監督の作品のエントリーはありませんでしたが、久しぶりにカンヌに戻ってきたクエンティン・タランティーノ監督の、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのダブル主演による新作がどんなものか気になっています。

クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田 勲

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