《第72回カンヌ国際映画祭》マライア・キャリーの圧巻パフォーマンスに酔いしれる 〜ショパールLOVEナイトより
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《第72回カンヌ国際映画祭》マライア・キャリーの圧巻パフォーマンスに酔いしれる 〜ショパールLOVEナイトより

ヒット曲を熱唱するマライア・キャリー 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

2019年5月17日、4日目の夜を迎えたカンヌでは、世界の映画関係者やセレブリティが一堂に会するイブニングパーティ「ショパール LOVE ナイト」が開かれました。世界に名だたるスーパースター、マライア・キャリーが登場するなど、大きな盛り上がりを見せた華やかな宴の模様をお伝えします。

ショパール LOVE ナイトとは

Day1でお伝えしたとおり、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門における最高賞「パルム・ドール」のトロフィーは現在、フェアマインドゴールドという倫理的な手段で採掘されたゴールドのみで造られています。

これは、1998年にショパール の共同社長兼アーティスティック・ディレクター、キャロライン・ショイフレがデザインしたもので、ハイジュエリーにもエシカルを求めるショパールの姿勢が色濃く現れています。

彼女は、カンヌのレッドカーペットを彩るセレブリティたちが身に纏うジュエリーにも、毎年オリジナルコレクションを提案しています。今回2019年のテーマは「LOVE=愛」でした。

この「LOVE」のモチーフを随所に散りばめたナイトパーティが、5月17日の夜に開催されました。それが「ショパール LOVE ナイト」です。

会場の外観 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

煌びやかなエントランス 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

ディナーテーブルにつくゲストたち 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

パーティを主催した、キャロライン・ショイフレ(中央) 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

オペラ歌手アンナ・ネトレプコとユシフ・エイヴァゾフのドラマチックなパフォーマンス

ディナーの席上には、現代最高のソプラノ歌手と称されるアンナ・ネトレプコが、夫であるテノール歌手、ユシフ・エイヴァゾフと共に登場。プッチーニの『ラ・ボエーム(La Bohème)』より「おお 麗しの乙女よ(O soave fanciulla)」、ヴェルディの『椿姫(La traviata)』より「乾杯の歌(Libiamo be lieti calici)」、エルネスト・デ・クルティス作曲の「忘れな草(Non ti scordar di me)」)の3曲を披露しました。

ソプラノ歌手、アンナ・ネトレプコ 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

アンナ・ネトレプコとユシフ・エイヴァゾフのデュエット 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

壮麗なハイジュエリーによるランウェイショー

ディナーが終わると、「レッド カーペット コレクション」から最新のジュエリーを身に纏ったモデルが登場。ショパールならでのゴージャスな輝きを存分に披露し、エヴァ・ハーツィゴヴァ/Eva Herzigová、マリア・ボルゴ/Maria Borges、スイ・ヒー/Sui Heの3人のモデルが、ランウェイショーのフィナーレを飾りました。

エヴァ・ハーツィゴヴァ 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

マリア・ボルゴ 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

スイ・ヒー 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

ショーに出演したモデルたち 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

そして、マライア・キャリー登場

時計の針が0時を回ったところで、いよいよマライア・キャリーがステージに登場します。「エモーションズ」、「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」、「マイ・オール」、「タッチ・マイ・ボディ」、「ヴィジョン・オブ・ラヴ」、「ウィ・ビロング・トゥゲザー」、「ヒーロー」と、彼女の往年のヒットソングを立て続けに熱唱し、観衆を感動の渦に巻き込みました。

まだまだ、これでは終わりません。続いてDJキャシディ/DJ Cassidyがターンテーブルを廻し始め、ダンスフロアに集うゲストたちは、カンヌの熱い一夜を心ゆくまで踊り明かしたのでした。

マライア・キャリー 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

DJキャシディ 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

エヴァ・ハーツィゴヴァ(左)と キャロライン・ショイフレ(右)〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

マリア・ボルゴ 〜ショパール LOVE ナイトより(写真提供:Chopard)

スイ・ヒー 〜ショパール LOVE ナイト(写真提供:Chopard)

エル・ファニング 〜ショパール LOVE ナイトより(写真提供:Chopard)

公式サイト
https://www.festival-cannes.com/

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記者:山田勲

上智大学理工学部卒。1985年ソニー株式会社入社。ソニー・ミュージックエンタテインメントEPICソニーレコードのディレクターを経て、インタービジョン・レーザーフィッシュ取締役などを歴任、ethica編集部では音楽制作の現場経験を活かし、音楽を中心にエンタメ分野のライティングを担当。これまで担当した著書に「デジタルエレクトロニクスの秘法」(岩波書店ジュニア新書)、「0と1の世界」(教育出版・中学国語3)の寄稿がある。

ーーBackstage from “ethica”ーー

オペラを聴きながらディナーとは、究極の贅沢ですね。ここに紹介しきれなかったバーレスクダンスやバレエなど、あらゆるショーの競演があった長い夜でした。

カンヌ国際映画祭の記事を担当させていただいて、いろいろな気づきがありました。これは単なる映画の祭典ではなくて、その周辺にある音楽やアートやファッションを巻き込んで、それらが自由に有機的に混ざり合って、ひとつの大きな文化圏を形成しているのだな、と感じました。

最後に、動画でもこのゴージャスな雰囲気をお楽しみください。

Chopard LOVE Night @ Cannes Film Festival 2019

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田 勲

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