HASUNA白木夏子さんに伺いました! 店づくり・新作に込められた思い。
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
2,907 view
HASUNA白木夏子さんに伺いました! 店づくり・新作に込められた思い。

HASUNA創業者であり代表の白木夏子さん

手に届く瞬間までのストーリーすべてを美しく語れることをコンセプトにしたジュエリーブランド、「HASUNA(ハスナ)」。ethicaでも2013年の創刊当時から度々取り上げさせていただいております。

このたびの表参道本店の移転リニューアルオープンにともなって開催された7月上旬のオープニングイベントは、たくさんの人が集まり大盛況となっていました。ethica編集部もお邪魔させていただき、美しいコレクションの数々を拝見しながら、HASUNA代表・白木夏子さんに店づくりや新作に込められた思いを取材させていただきました。

(聞き手:ethica編集部・ミミ)

コンセプトは現代美術館

ミミ: リニューアルオープンおめでとうございます。早速ですが、今回のリニューアルでは、どんなお店づくりを目指したのでしょうか?

白木さん: ありがとうございます。内装のコンセプトとしてはリニューアル前の店舗と変わらず、現代美術館のようなイメージです。ジュエリーが主役として引き立つような展示の仕方にしています。あと、流れる空気の良さも重視しました。お客様は結婚指輪、婚約指輪などを選ぶため、やはり長時間滞在する方が多いので、心地良く感じられるような空間づくりを大切にしています。

日本のジュエリーブランドとして、何ができるだろう。

リニューアルを記念して発売された、シンプルな華やかさが上品なパールのシリーズ、「BLESS」コレクション。みかんの産地、愛媛県産のあこやパールを使用しています。

HASUNA広報・営業担当の児玉さんに伺った話によると、あこやパールは水が綺麗じゃないと育たないのだそうです。綺麗な水は、海に農薬などの排水が流れないように取り組んでいる愛媛県の無農薬みかん農園の取り組みの成果といえるのだとか。

新作コレクション「BLESS」はシンプルな華やかさが上品なパールのシリーズ。

ミミ: 「BLESS」を作ったきっかけは何だったのでしょうか?

白木さん: 日本の職人が作ったものでジュエリーの展開がしたかったというのがあります。日本のジュエリーブランドとして、何ができるだろうか。と考えて、このコレクションにつながりました。

創業当初から展開している、中南米のベリーズのウィルクス貝を使用したジュエリーにもイヤリングとリングの新作品が。一点一点異なっており唯一性を楽しめる。販売は8月23日から。

創業当初から展開している、中南米のベリーズのウィルクス貝を使用したジュエリーにもイヤリングとリングの新作品が。一点一点異なっており唯一性を楽しめる。販売は823日から。

オープニングイベントに用意されたフードにも、地産地消の食材の選択が伺えます。愛媛県産のみかんのジュースは人気で、ありつけませんでした…!

ミミ: HASUNAのジュエリーは、男性から女性へのプレゼントも多いと思いますが、以前はなかったケースで、最近増えてきたユーザーの形とか、ユニークなケースがあればお聞かせください。

白木さん: お母様にとか、お嬢様にとか、お嬢様はまだ小さいけど将来成人した時のために買う方もいますね。あと、ご子息のお嫁さんに、というのもあります。

自然のたくさんある中に行きたい

ミミ: 最後に、以前のethicaの取材で、ご自分への一番ほしいご褒美は自由な時間と言っていましたが、その後変わりはありましたか?

白木さん: 最近は、自由な時間はちゃんと取るようにしています。その時に新しいアイデアが閃いたりして、頭をリラックスさせるのも大事だなあと。自然のたくさんある中に行きたいな。最近はずっと都心で仕事しているので!

ミミ: 白木さん、コレクションを紹介していただいた児玉さん、ありがとうございました!

新しい店舗は、以前店舗のあった位置からは数分ほど、表参道駅からは民家やスタジオの間を10分ほど歩いたところにある、打放しのコンクリートがおしゃれな建物の1階。上品で光に満ちたデザインもさることながら、社会的意義においても曇りのないジュエリーを身につけて、本当の豊かさを手にしてみてはいかがでしょうか?

HASUNA Co., Ltd. 代表取締役 白木夏子(しらきなつこ)
1981年生まれ、愛知県育ち。英ロンドン大学卒業後、国際機関、金融業界を経て2009年4月にHASUNA Co.,Ltd.を設立。
2011日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011キャリアクリエイト部門受賞。2011年世界経済フォーラムGlobal Shapersに選出。2011年AERA「日本を立て直す100人」に選出。2012年APEC(ロシア)日本代表団としてWomen and Economy会議に参加。2013年世界経済フォーラム(ダボス会議)に参加。2014年Forbes「未来を創る日本の女性10人」に選出。
人、社会、自然環境に配慮したエシカルなジュエリーブランドを日本で初めて手掛け注目を浴びる。主な著書に『自分のために生きる勇気』(ダイヤモンド社)『世界と、いっしょに輝く』(ナナロク社)などある。

ethica編集部 :ミミ

東京生まれ東京育ちのアラサーです。多摩美術大学卒業後、ディレクター業・イラストレーター業に従事。2016年よりethica編集部に参加。アート、旅、グルメ、ファッションのほか、歴史や教育などの社会的な出来事に関心があります。好きな街は青山とソウル。アメリカと中国に在住経験あり。現代人が輝けるライフスタイルを重視した記事を発信します!

ーーBackstage from “ethica”ーー

HASUNAが謳う「関わるすべての人々が幸せで、環境を掻き乱すことのない、祝福されたジュエリー」という言葉は、明るい光をまとったHASUNAのジュエリーにぴったりです。背景にあるエシカルなストーリーは語られるまでなかなか見えないものですが、ストーリーを添えて、贈る人も贈られる人も作り手の思いや理念へ思いを馳せた時に、かけたお金以上に大切な価値が宿るに違いありません。

HASUNAに込められた思いがよくわかる過去の記事はこちらから!

長く愛せる上質白木夏子さんディレクションのセレクトショップ『PIMLICO No.72』

エシカルジュエリーから“パーペチュアルジュエリー”への昇華【対談】白木夏子さん

・【人気スタイリスト・大草直子さん推薦】『女(じぶん)を磨く言葉の宝石』

ミミ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【ethica Traveler】 連載企画Vol.5 宇賀なつみ (第4章)サンフランシスコ近代美術館
独自記事 【 2024/3/20 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 本特集では、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブ...
【ethica Traveler】  静岡県 袋井市の旅 おいしいもの発見!
独自記事 【 2025/3/20 】 Work & Study
日本列島のほぼ真ん中で、駿河湾を囲むように位置する静岡県。その中でも、太平洋に面する西の沿岸部に近いところに袋井(ふくろい)市があります。東西の交流地点として、古くから人や物や情報の往来を支えてきた袋井市は、高級メロンやリゾート、由緒正しき寺院など、未知の魅力がたくさんあるユニークな場所です。今回は、そんな袋井市の中で...
冨永愛 ジョイセフと歩むアフリカ支援 〜ethica Woman Project〜
独自記事 【 2024/6/12 】 Love&Human
ethicaでは女性のエンパワーメントを目的とした「ethica Woman Project」を発足。 いまや「ラストフロンティア」と呼ばれ、世界中から熱い眼差しが向けられると共に経済成長を続けている「アフリカ」を第1期のテーマにおき、読者にアフリカの理解を深めると同時に、力強く生きるアフリカの女性から気づきや力を得る...
持続可能なチョコレートの実現を支える「メイジ・カカオ・サポート」の歴史
sponsored 【 2025/3/19 】 Food
私たちの生活にも身近で愛好家もたくさんいる甘くて美味しいチョコレート。バレンタインシーズンには何万円も注ぎ込んで自分のためのご褒美チョコを大人買いする、なんてこともここ数年では珍しくない話です。しかし、私たちが日々享受しているそんな甘いチョコレートの裏では、その原材料となるカカオの生産地で今なお、貧困、児童労働、森林伐...

次の記事

ハローキティがSDGsの取り組みを分かりやすく紹介
柴咲コウさんの参加が契機に。ヘアドネーションという選択

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます