あたらしい「当たり前」を作ります エシカリスタVol.15 Ethical Fashion Japan代表 竹村伊央さん
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 あたらしい「当たり前」を作ります

最近、「幸せの4か条」というものを知りました。みなさん何か知っていますか?

  ①愛されること

②褒められること

③役に立つこと

④必要とされること

これらが自分に起こることで人間は幸せを感じるそうです。

これって、ものすごくエシカルに通ずることではないのかな? と思いました。例えば、途上国の支援につながることを行っている会社だとすれば、支援 することで「役に立つ」し、現地のニーズを叶えれば現地の人々から「愛される」。それを継続させれば、「必要とされる」だろうし、そしてその行いを先進国 に伝えれば、「褒められる」。もしかしたら、エシカルというのは、人間が考えた最高級の幸せのかたちなのかもしれないと。

今までエシカルというのは、「誰かのために」というのがものすごく強くメッセージとして前に出ていたと思うんです。でも、この幸せの4か条を踏まえると、実は自分のためにやっているんじゃないかって思えたのですが、それが実は少しホッとしました。以前のブログで エシカルと掲げることで差別化をしてしまっているのではないか、と書いたと思います。私の頭の中でこの「差別化」がつっかかっていたんです。でも、この幸 せの4か条を知って安心しました。やはりビジネスにおいて、何かを達成したいという欲望は「自分が」とか「自分のために」というのが一番根底にあるのでは ないかと思います。たとえそれが「社長になりたい!」でも、「お金持ちになりたい!」「天下をとりたい!」でもなんでも良いんです。みんな自分が原動力で 自分のために働いているのに、エシカルの人間だけは「人のために!」というふうに受け取られるのが、どこかで引っかかっていました。

でも、これで、すっきりしました。エシカルをやっている人だって自分の幸せのために働いているんだって。これなら、エシカルな将来も切り開かれるこ とでしょう! だって、考えの根本的なところは今も昔も変わってなくて、やり方が変わっただけ。人間そんな急激な変化には対応できる人はそんなに多くない と思います。

先日、ミーティングの帰り道にお話していたときにお聞きした話で、最近の起業家さんには特に環境やエコをテーマに企業をする方が増えているそうで す。昔はそうした部類のものはボランティアとして区別され、趣味の範囲でしかなかったものが、いまはエコを使って商売するというところまで変化してきたと 関心しておられました。やはり社会が変われば環境も変わり、それに応じてやり方も変化していくのは当たり前。エシカルがこうして世の中に出始めたのも当た り前のことなんだなって納得できました。

本記事はETHICAL FASHION JAPANに2014年1月17日に掲載されたものです。http://www.ethicalfashionjapan.com/2014/01/happy/

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Ethical Fashion Japan代表  竹村伊央さん

1982年名古屋市生まれ。高校卒 業と同時に渡英し、イギリスでエシカルファッションが興隆しつつある2005年より、エシカルファッションムーブメントを作り上げたブランドの1つ、 JUNKY STYLINGに勤務。またスタイリストとしても活躍し、エシカルを中心としたスタイリングも手がける。2010年帰国後、2012年にEthical Fashion Japanを設立。同年に「ファッション×社会問題」をコンセプトにしたエシカルファッション誌「Emagazine」をローンチするほか、2013年3 月の1周年イベントでは日本初のエシカルファッションのショッピングイベントをエシカルブランド14社と開催。ファッションとしてエシカルを根付かせるさ まざまな取り組みを行う。

Ethical Fashion Japan

twitter :@ethicalJP

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