【連載】季節のプラントベースレシピ (第6話)「おかずの定番!満足感たっぷり、高野豆腐の唐揚げと新玉ねぎで作る油淋鶏風ソース」
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【連載】季節のプラントベースレシピ (第6話)「おかずの定番!満足感たっぷり、高野豆腐の唐揚げと新玉ねぎで作る油淋鶏風ソース」

大人から子どもまで、嫌いな人はいないかも? と思うくらい、人気のおかずのひとつ、唐揚げ。

今回は、お肉を使わなくても満足感たっぷりな、高野豆腐でつくるプラントベースの唐揚げと、新玉ねぎの油淋鶏風のタレをご紹介します。

 

高野豆腐というとモサモサしていて、パサツキがちなイメージもあるかもしれませんが、ちょっとしたひと工夫で、ジューシーかつ食べ応えのある仕上がりに。

 

また、高野豆腐は成分の約50%がたんぱく質で、脂質、ミネラル、ビタミンなどの栄養成分もバランスよく含まれています。

低糖質で食物繊維やカルシウムが豊富なため、成長ざかりのお子さんやダイエット中の方にも嬉しい素材です。

 

お肉と違って下処理や漬け込む時間などが必要ないので、思い立ったとき、リクエストのあったときにパパッとつくれるのも嬉しいポイント。

サクサクの衣とジュワッと染み出す汁気が「あともう一つ……」と癖になる美味しさです(しかも、もたれません)。

 

わが家では、このからあげをつくると、もれなく娘がやってきて、揚げるそばからつまみ食いしていくので、いつからかご紹介するレシピの倍以上を一度に仕込むように。

 

もし残っても翌日に、炒めた野菜と合わせてとろみをつけて酢豚風にアレンジしたり、お弁当のおかずにも活用できるので、ぜひ気軽につくってみてくださいね。

【満足感たっぷり、高野豆腐の唐揚げ】

※油淋鶏風ソースもつくる場合は、先にソースを準備しておくのがおすすめです!

 

<材料(二人前)>

・高野豆腐 3枚(約50g)

・にんにく 大きめの1片 すりおろす

・しょうが 1片 すりおろす

・しょうゆ 大さじ1(あればしょうゆ糀がおすすめ)

・みりん 大さじ1

・塩 ひとつまみ

・ごま油 小さじ1

・片栗粉又は米粉 適量(両方を1:1で混ぜるのもおすすめです)

・揚げ油 適量(わが家では、米油または菜種油を使用しています)

<作り方>

①高野豆腐を50℃くらいの熱めのお湯に数分浸す。

※お湯で戻すことで、モソモソ感がなくなって漬け液が染みやすくなり、ふんわりジューシーな食感になります。

②高野豆腐が十分に水分を吸ったら、手のひらに挟んで水気を絞り、一枚あたり5〜6等分を目安に一口大にちぎっておく。

※このとき、中心部が固いようであれば、ちぎった上で再度お湯につけると早く戻ります。

③にんにくとしょうがをすりおろし、しょうゆ(あればしょうゆ糀)、みりん、塩、ごま油を容器に入れてよく混ぜる。

④②のちぎった高野豆腐に、③をまんべんなく、染み込むように少しずつかけていく。

⑤片栗粉又は米粉(又は混ぜたもの)を、高野豆腐の表面全体につくようにまぶす。

※ポリ袋に粉と高野豆腐を入れて空気を含ませて口を閉じ、シャカシャカ振るとまんべんなくつきます

⑥フライパンに2cmくらいの深さまで油を入れ、170℃の温度(目安は高野豆腐を入れたらシュワシュワ細かめの気泡が出るくらい)で両面がこんがり色づくまで揚げる

 

⑦両面が揚がったら、バットやキッチンペーパーに乗せて油を切る。

⑧お皿に盛り付けて完成。しっかりめの味付けなので、冷めても美味しいです。

 

アレンジとして、コチュジャンや次にご紹介する油淋鶏風のソースなどをつけて食べると、お酒のアテや、ごはんの進むひと品にも。

 

揚げたての唐揚げと、新玉ねぎのシャキシャキした食感、甘酸っぱいソースは相性抜群です。ぜひ新玉ねぎの美味しいこの季節にお楽しみください♪

【新玉ねぎで作る油淋鶏風ソース】

<材料>作りやすい分量(約2〜3人分)

 

・新玉ねぎ 1/4個(みじん切り)

・醤油 大さじ1

・酢 大さじ1

・砂糖 大さじ1

・ごま油 小さじ1

・塩 1〜2つまみ

あれば

・五香粉 適量

 

①みじん切りにした新玉ねぎと塩以外の材料すべてをボウルに入れてよく混ぜる

 

②できれば、一時間ほど置いておく(すぐに食べても可)

 

③味見をして、水っぽく感じたら塩を1〜2つまみほど入れて調整し、好みで五香粉を2振りほど加えてよく混ぜる。

 

④唐揚げにたっぷりとかけて完成!

サクサク感が美味しい揚げたての高野豆腐の唐揚げに、コクのある油淋鶏風ソース。

今回は、普段ガッツリ系が好き、という方にも満足いただけるレシピをご紹介しました。

 

植物性の唐揚げというと、大豆ミートや冷凍したお豆腐、テンペなどでつくるレシピもよく見かけると思います。

わが家ではいろいろ試した結果、戻したり茹でこぼしたりのひと手間や、誰にとっても食べやすいことを考えると、今のところ、高野豆腐が一番お手軽で普段のごはんにはちょうどいいなと、このレシピに至りました。

 

もちろん、高野豆腐をそのほかの植物性たんぱく質に置き換えてつくることもできるので、ぜひお好みの素材でお試しくださいね。

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

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