【連載】季節のプラントベースレシピ(第19話)「あと一品に便利な、サラダ感覚で食べられる塩麹の浅漬け」
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【連載】季節のプラントベースレシピ(第19話)「あと一品に便利な、サラダ感覚で食べられる塩麹の浅漬け」

今回ご紹介するのは、かれこれ10年以上常備菜として作り続けているお気に入りの浅漬けのレシピです。

作り方は食べやすい大きさに切ったキャベツ、大根、人参を基本に、季節によってきゅうりやナス、みょうがなども加えて塩麹でざっくり和えるだけ、という至ってシンプルなものですが、塩麹で浅漬けにすることでカサは減りつつ旨味は増すので、普段多くは食べ辛い生野菜のビタミンやミネラル、食物繊維をまるっと豊富に摂ることも期待できます。

そのまま浅漬けとしてはもちろん、オリーブオイルやレモン果汁と和えてマリネサラダ風に、ごま油とにんにく、お醤油と和えたら中華風サラダやナムルのようにも。

浅漬け、というと和食のイメージですが、ちょっとしたアレンジを加えると和洋折衷どんな献立にも合うので、おかずが物足りないときの追加の一品として、メインが揚げ物の時の箸休めとして、色々なシーンで活躍してくれます。

また、今旬の春キャベツは柔らかで瑞々しく特有の青臭さも少ないので、作るなら今の季節が特におすすめ。ちなみに塩麹がなければ、少し旨味は減りますが塩でも代用可能です。

ぜひお気軽に作ってみてくださいね。

【塩麹の浅漬けのレシピ】

<材料> 作りやすい量

・キャベツ 1/4玉

・大根  15cmほど

・にんじん 1/2本

お好みで

・きゅうり 一本

・みょうが 一個

・しょうが 1片

など

 

・塩麹 大さじ2〜3

※塩麹がなければ塩小さじ2/3ほど。

塩麹や塩の種類によって塩味が異なるので、分量はお好みで調整してください

①野菜はよく洗い、キャベツは一口大、大根はいちょう切り、人参は千切りにする

きゅうりなどはお好みの大きさに。

②①の野菜と塩麹(または塩)をボウルに入れ、手でよく混ぜる

③ジップロックに移し、空気をしっかり抜いて冷蔵庫で2時間〜なじませる

④しんなりして水分が出てきたら完成!

※この時、あまりしんなりしていないようなら塩麹または塩を少々追加して袋の上から良く揉む。

冷蔵庫で1週間〜10日ほど保存できます。(時間が経つと発酵が進んで少し酸味が出てきますが問題なく食べられます)

 

そのままやお醤油をちょこっと垂らして浅漬けとしてはもちろん、次にご紹介するアレンジレシピもぜひお試しください♪

★塩麹の浅漬けのアレンジ

※どのレシピも、作り方は浅漬けと調味料を混ぜ合わせるだけです

 

<和風:海苔胡麻和え>

・塩麹の浅漬け 100g(※軽く水分を切る)

・醤油 少々

・すりごま 大さじ1

・焼海苔 全判1枚

 

<洋風:オリーブオイルレモン果汁和え>

・塩麹の浅漬け 100g(※軽く水分を切る)

・オリーブオイル 大さじ1/2

・レモン果汁 小さじ1/2

・こしょう 少々

 

<中華風:にんにくごま油和え>

・塩麹の浅漬け 100g(※軽く水分を切る)

・ごま油 大さじ1/2

・にんにく 1欠(すりおろす)

・いりごま 大さじ1/2

いかがでしょうか。

個人的に一番好きなアレンジは、海苔ごま和えに、あれば一口大に切ったアボカドも一緒に和える食べ方。

ぱぱっと済ませたい平日のお昼ごはんに作ることが多いのですが、シャキシャキした生野菜の食感とクリーミーなアボカド、すりごまのコクと焼き海苔の香ばしさがごはんと好相性で、どんどんお箸が進んで、丼いっぱいに作っても夫と二人でぺろりと食べてしまうほどの美味しさなのです……。

わが家の食卓には欠かせない塩麹の浅漬け。

あと一品おかずが欲しい時、食事を簡単に済ませたいけれどしっかり野菜も摂りたい時、ぜひ作ってみてくださいね。

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

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