(第1話)家族とwell-being(ウェルビーイング) 【連載】かぞくの栞(しおり) 暮らしのなかで大切にしたい家族とwell-being
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(第1話)家族とwell-being(ウェルビーイング) 【連載】かぞくの栞(しおり)

「私によくて、世界にイイ。」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に……。日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。

でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?

当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。

お久しぶりの方も初めましての方も、

こんにちは、キコです。

 

この4月まで約1年に渡って『キコの暮らしの塩梅』を書かせていただきました。

この連載を通して、家族や自分自身、環境にとっても無理の少ない「ちょうどいい」暮らしの工夫を考えてきました。

 

なにを買うか、なにを食べるか、どう暮らすか。

地球規模で見ると日々の暮らしのなかでできることはほんのわずかです。

それでも今よりちょっと良くなるかもしれない選択を積み重ねていくことが、巡り巡って未来を良くすることにつながっていくのだと思っています。

 

「ちょうどいい」のひとつの基準となるのは、家族や自分自身が「ごきげん」でいられるかどうか。

 

「どうあるべきか」より目の前の人の笑顔を想像した先の選択、それこそがwell-beingなあり方だと思います。

 

結婚まで7年、長い付き合いだった夫とはお互いの性格も考え方もよくわかっていて、一緒にいるけれどそれぞれのペースも尊重し合えるような、心地のよい関係だと思っていました。

 

でもそんな阿吽の呼吸が成立していたのは、結婚してから娘が生まれるまでの、ほんの少しの間。

 

私たちにとって、娘の誕生はとてもとても大きな変化でした。

私が想像していた”子どもが生まれる”というイメージは、今までのゆるーい私たちの暮らしに赤ちゃんが加わるという形。

 

我が家の家族としての容量は「これくらい」で、その中に仕事、家事、子育て、自分のことがちょうどよく収まっているような。

 

でもそんなのは幻想で、実際にはこれまでの自分たちの思いや暮らしの形なんか全部ふっとばして、ドドーンと、家族の真ん中にとてつもない存在感の何かがあらわれたような感じでした。

 

娘の存在はたまらなく愛おしくて、家族で過ごすなんでもない日常が幸せであふれたものだと気づかせてくれます。

 

そう思う一方で、泣いている娘に応えたり、目の前のやらなければいけないことをこなしていくだけで精一杯な日も。

特に産後は、自分のペースを変えようとしない夫の姿に苛立ちを感じたり、仕事、家事、子育てを要領よくこなせない自分に嫌気がさしたり。

この大変な日々はいつまで続くのだろう……と暗闇の中を走っているような気持ちになることもありました。

 

そんな毎日も、娘の成長と、夫婦・家族としてどうありたいかを話し合ったりしながら暮らしの形を模索していくなかで、少しずつ変化していきました。

 

その過程で自分がこだわりすぎていたり頑張りすぎていたことも、ほぐれていったように思います。

無理しすぎず、自分の気持ちにも相手の気持ちにも耳を傾けること。

 

そんな日々の積み重ねが、家族の「ごきげん」につながっていることを感じます。

「暮らしの塩梅」に続いて、新たに「かぞくの栞(しおり)」というテーマで日々の思いや感じたことを書いていこうと思います。

 

「しおり」には「道しるべ」という意味があります。

しおりというと、本の読みかけのところに挟むもの、また旅をする時にどう過ごすかわかるように案内をしてくれるものですが、元々は山道などを歩く際に道に迷わないよう木の枝を折り曲げていたことから『枝を折る』=『枝(し)折る』となり、目印を表すものでした。

 

お祝いごとや旅行など、特別なハレの日の思い出は写真にも記憶にも残りますが、何気ない日常にこそ、心に留めておきたい大切なものがあるように思います。

 

そのなかに家族や自分が「ごきげん」に、言い換えるならば「well-being」な状態でいられるためのきっかけが散りばめられているのかもしれません。

 

「well-being」であるために、大切にしている日々の過ごし方ってどんなものだろう?

 

自分や家族にとって、また読んでくださっているどなたかの道しるべになるようなものになればいいなと願いを込めて、

家族と過ごすなかで感じたことを、日記のように綴っていきたいと思います。

 

どうぞよろしくお願いします。

【連載】キコの「かぞくの栞」を読む>>>

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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