「横浜で観るRegenerationへの歩み」 ファンケルSDGs推進室 室長 山本真帆
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「横浜で観るRegenerationへの歩み」 ファンケルSDGs推進室 室長 山本真帆

ethicaがメディアパートナーとして参加した「サステナブル・ブランド 国際会議2021横浜(SB 2021 YOKOHAMA)」では多くのセミナー、ディスカッション、ワークショップが繰り広げられ、さまざまな貴重な提言や発表が紹介されました。今回は、「横浜で観るRegenerationへの歩み」と題されたセッションで発表された、株式会社ファンケルの山本真帆氏のプレゼンテーションをご紹介します。

(記者:エシカちゃん)

サステナビリティからリ・ジェネレーションへ

こんにちは。株式会社ファンケルの山本と申します。本日は貴重な機会をいただきましてありがとうございます。私は横浜で幼い頃から育ちまして、そして、まさにファンケルは横浜に本社を持つ会社でございます。今日はファンケルが取り組んでいるサステナビリティと、そこからつながるリ・ジェネレーションへの動きについてお話をしていきたいと考えています。資料に沿ってよろしくお願いします。

私自身の紹介ですが、ファンケルの中でSDGs推進室というところの室長をしております。この部署はSDGs、サステナビリティに関する全社の戦略を策定し、それを推進していく活動を主に行っております。私自身は昨年の3月に現職になりまして、ちょうど1年が経つというところになります。この業界ではまだまだ1年生といった感じですが、今日は頑張ってお話をしていきたいなと思っています。

会社の紹介です。本社は横浜市の中区山下町にあります。付近には中華街や横浜スタジアム、山下公園、大桟橋もあるような場所に本社がありまして、創業は1980年、ちょうど40周年を迎えたところになります。

事業の内容としましては化粧品と健康食品を中心に事業を営んでおります。販売チャネルとしては通信販売をメインに持ちながら、全国の直営店舗、卸販売、海外というマルチチャネル展開を行っております。

全体のお話に入る前に、私たちの創業理念についてご紹介したいのですが、創業理念として「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」という考えを持っています。社会問題や世の中の「不」の付く事柄に対して、正義感をもって解決したい、人を喜ばせたい、そんな思いを持って不安を安心に、不満を満足に、不快を快適に、不便を便利に変えていこう、そういうことをファンケルは創業以来、社会課題の解決の中に事業の成長機会を見出してきた会社でございます。

その一例としまして、各メインの事業がどんなことでスタートしたかというご紹介をさせてください。化粧品の事業は1982年に無添加化粧品を誕生させたところからスタートしています。70年代くらいに化粧品による肌トラブルが化粧品公害として社会問題化した時期に、肌に負担になるようなものは一切含まない、そんな無添加化粧品を登場させたことから事業がスタートしています。

また、サプリメント事業につきましては、90年代、こちらは医療費の負担の増大や肥満、生活習慣病の増加などが社会問題化している中で、当時はまだ高価なイメージがあったこの業界なのですが、サプリメントという言葉を生み出し、そこからサプリメントを世の中に広めていったという、そういう経緯がございます。

持続可能な社会の実現に貢献

両方の事業とも大きな社会問題に対して、それを解決しようというところから事業がスタートしています。そんな会社なのですが、2018年、地球規模で環境や社会課題が深刻化していく中でSDGsとまさに足並みを揃えて、持続可能な社会の実現に貢献していくことを宣言しています。重点テーマとして環境や健康、多様性、ガバナンスといったことを定めまして、それにのっとって全社一丸となって推進しているところでございます。

活動を少しご紹介しましょう。環境を守る活動としては気候変動・CO2削減への取り組みをはじめとして、環境負荷の少ない包装資材をきちんと採用することを実現していくという活動を行っています。

みんな違って当たりまえ

多種な人材の活用というところは、ここがまさにファンケルの特徴的な風土になりまして、「みんな違って当たりまえ」というダイバーシティスローガンを定めながら、さまざまな価値観や考え方を持つ多様な人材が個性や能力を発揮し、新しい価値観を生み出し続けることを全社で目指しています。

女性の活躍に至りましては、当社では女性がとても多く働いております。化粧品を扱っているというところもありますが、管理職比率はまもなく50%になろうとしているところです。男女平等ということですね。

それから、障がい者の雇用につきましては、90年代から特例子会社ファンケルスマイルという会社を持っておりまして、障がい者が生き生きと活躍できるような場を多く提供しています。

このような形で異なる視点や意見、キャリアを融合することが創業時からのファンケルの企業風土になっております。さらにいいますと、このような状況が従業員のエンゲージメントの強化、愛着の強化という点にもつながっていまして、さまざまな活動をする上での私たちの源泉になっている、そんな会社でございます。

私たちファンケルグループも、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった頃、なかなか厳しい状況に置かれました。やはり働き方が大きく変わり、社会のニーズも変わってくるという中で大きな壁にぶち当たる時がございました。会社の中でも変革が迫られていくという時期を経まして、私たちもまさにそこから原点に立ち戻って、リ・ジェネレーションしていく、そんな動きがあったのかなというふうに考えています。

何をしてきたかといいますと、私たちの原点には世の中の社会課題、「不」を解消していくということがありますので、マスク不足であったらマスクを販売する。あとは清潔や衛生の意識が高まれば、そのシリーズの商品を発売する。それから、マスクで肌が敏感になって困るという人が多くなってくれば、私たちが昔からストレスがない化粧品として販売してきたスキンケア商品を提供する。そんな動きをしてきております。

正義感を持って世の中の『不』を解消しよう

最後になりますが、一番大きな変化があったところとして健康意識の高まりということを強く感じています。ここに対しては健康のベースとなるビタミンなどのサプリメント、運動不足や巣ごもりなどでの肥満を解消するダイエット、生活習慣病予防のニーズ、さらには免疫を上げていきたいというニーズも高まってきましたので、ここに対する商品の発売をしてきています。

特に2020年の12月には「免疫サポート」という機能性表示食品の販売なども行いまして、私たちの強みや製品を通じて世の中の人々の健康やQOLの向上に貢献していきたいなというふうに考えて、今、活動をしています。

私たちのもとにあるには、「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」という思いであり、そして、そこから未来への不安に立ち向かって持続可能な社会を目指して、今、行動しております。

 

株式会社ファンケルの山本真帆氏のプレセンテーションに続き、ここからは、セッションで行われたディスカッションを紹介していきます。

 

――社内的な文化や習慣、風土の中で、リ・ジェネレーションのきざしや変化などをお感じになっていらっしゃいますか?

コロナがあって働き方が大きく変わってきている中、私たちのところでは多様な人材が働いています。会社としてもそれに柔軟に対応して、いろいろな制度を整えていくということで、この時代に立ち向かっていこう、対峙していこうという動きがすごくあったかなと思っています。

 

――会場から皆さんに質問が入っております。社内にSDGsやリ・ジェネレーションを浸透させる時、どのようにされたのでしょうかということです。

ファンケルではちょうど1年前にSDGs推進室という組織が立ち上がりました。以前はCSRを推進する部門だったのですが、いよいよSDGsをちゃんとしっかりやっていこうということで組織が立ち上がりました。そこから1年間、社内浸透にかなり力を入れていまして、今はコロナなのであまり大きな勉強会を開催することはできませんが、そもそものSDGsの基本知識みたいなものを学べるような動画を作成したり、専門家をお呼びしてのセミナー活動を社内でやったり、あとは役職のある方々をオンラインで一堂に集めて、それぞれの部門がSDGsに対して何ができるのかということを考える場を提供したりということで、かなりいろいろな策を講じてSDGsの推進を図っているというような感じです。

 

――ファンケルさんに、容器の脱プラ、使用済み容器の廃棄対策や回収などはどのようにされていますか。具体的に教えてくださいという質問が入っています。

主に私たちが販売している製品の容器や包材に関しましては、脱プラスチックの活動を推進してきています。いくつかのパターンがあるのですが、植物由来のバイオ素材を使ったプラスチックにしていくとか、プラスチックの容器に使用している樹脂量をどんどん減らしていくような努力をしたり、あとはシャンプーの詰め替え容器がイメージしやすいと思うのですが、化粧品も同じように詰め替え容器を使うことで使うプラスチックの量をできるだけ減らしていくといったような、地道な活動を1つ1つの製品に施しているというような感じになります。

 

――先ほどSDGsの推進を図っているというお話がありましたが、進んでいるなと思える何か具体的なエピソードはありますか?

ありますね。こちらからいろいろな投げかけを従業員にしているのですが、例えば、SDGsに関するトピックスを全社員に配信するような活動をしています。毎回いろいろなテーマで配信しているのですが、そこに反応してくる従業員が増えてきて、いろいろな活動をやる時にそれに対して従業員がアクションしたり、また「いいね、その活動」といってきたり、「参加したい」という声がこの1年間でどんどん増えてきていることを実感していますので、活動の成果が出ているんじゃないかなと思っています。

 

――横浜の大学生から、自分はSDGsを一生懸命勉強しています。自分のような人材は求めてもらえますかという質問です。

今、サステナブルやSDGsの領域は会社の経営にとって必須なものなんだなということを強く感じていますので、ファンケルでもぜひそのような人材に来ていただきたいなと思います。

 

――サステナブルやSDGsの取り組みは、ともすれば正義感や倫理性ばかりに陥りがちですか、それらを企業や事業の利益にしていくためにはどういうことが重要なのでしょうか?

本当の意味で社会の課題であったり、お客様が「不」に思われていることを解消することができるものをご提供できれば、必然的にそれは会社の成長や利益につながっていくのかなということを信じて、これからも活動していきたいなと思っています。

 

今回の「サステナブル・ブランド 国際会議2021横浜(SB 2021 YOKOHAMA)」レポート記事は如何でしたでしょうか。

注目すべきセミナー、ディスカッション、ワークショップの様子を引き続きethicaで連載していきますので、お楽しみに!

バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

[連載企画]サステナブル・ブランド国際会議2021横浜

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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