自分に合った働き方を実現させるための5つのポイントとは? (株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長) ethica(エシカ)編集長対談 後編 提供:リクルートスタッフィング
CLOSE-UP! PR
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
自分に合った働き方を実現させるための5つのポイントとは? (株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長)

株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

前編に引き続き、リクルートスタッフィングが展開している無期雇用派遣「キャリアウィンク」について、平田朗子部長に「ethica(エシカ)」編集長の大谷がお話を伺いました。

誰でも輝ける場所がある

大谷: 「平田さんは、これまでどのようなお仕事に取り組んで、現在のキャリアウィンクに行きついたのですか?」

平田: 「私は新卒でリクルートに入社して、最初に情報システムの部署に配属されました。ところが、そこでの仕事は本当に自分には向いていなくて (笑)。3年目に他の仕事にチャレンジしたい一心で配置転換を申し出て営業に移りました。誰もが反対しましたし、自分でも営業なんてできないと思っていたのですが、やってみると、仕事は忙しかったですが、とても楽しかったのです。その時の経験が強烈で、人には向き・不向きがあるということを身をもって体験しましたね」

大谷: 「つまり、平田さんご自身は転職されたことはないけれども、大きなキャリアチェンジの経験を若い頃にされたということですね?」

平田: 「そうですね。その経験が今の仕事に結びついていることは間違いないですね。私がそうだったように、自分の得手・不得手を見極めるということはとても大事で、誰でも輝ける場所があるというのが、私の信条になっています」

平田部長「私がそうだったように、自分の得手・不得手を見極めるということはとても大事で、誰でも輝ける場所があるというのが、私の信条になっています」 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

自分らしい働き方を実現させるためには?

大谷: 「これからキャリアを積み上げたい方々が、自分に合った働き方を実現させるためにはどうしたらいいでしょうか?いくつかポイントを挙げていただけますか?」

平田: 「①自分を知る。②働くマーケットを知る。③客観的アドバイスを求める。④まず一歩を踏み出す。⑤目の前のことに全力で取り組む、この5つですね。キャリアウィンクでは就業開始後半年以内の人に対して自分を知る研修、1年の人に対してマーケットを知る研修を実施しています。まず、自分を知らないと、自分にあった仕事も探すことができないですよね。また、働くマーケットを知るということはあまり言われていないことも多いのですが、どんなに必死に探していても、世の中でポジションが少ない仕事だと仕事探しに苦労する人も多いと思います。でも、マーケットのことを事前に知っていれば、そうした不安を軽減することが出来ると思うのです」

大谷: 「確かに。客観的アドバイスを求めるというのは、どういうことですか?」

平田: 「自分やマーケットのことを知っても、そこに客観性がないと何にもならないです。ですから、プロからアドバイスを受けることが大事です。そして、ここまで来ても、ただ立ち止まっていては何も変わりません。まず一歩を踏み出すことが必要になります。もしかしたら、遠回りになることもあるかもしれませんが、それでもまず動き出すということをお勧めしたいです。せっかくここまで来ても、何もしないで考えているだけという人も多いですから」

大谷: 「なるほど。では、最後に挙げていただいた、目の前のことに全力で取り組むということは?」

平田: 「一歩踏み出すことは踏み出すのですが、いろいろな理由をつけて途中で止めてしまう人も多いと思います。 私はその仕事が自分に合っているのかそうでないのかは、すぐには分からないので、ともかく1年間は不平や不満をいわず死に物狂いでやってみてほしいと思っています。目の前のことに全力で取り組んでいると、頑張っているところを見ていた誰かが、声をかけてくれたり、違うポジションを用意してくれたりして、次の道が開けることもあります」

平田部長「①自分を知る。②マーケットを知る。③客観的アドバイスを求める。④まず一歩を踏み出す。⑤目の前のことに全力で取り組む、この5つですね。」 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

派遣という働き方を通じて社会をよくし、日本を元気にしたい

大谷: 「最後に、キャリアウィンクを通じて、社会に訴えたいこと、社会を変えたいということはありますか?」

平田: 「2つあって、1つは私たちが派遣業界で磨いてきたノウハウを生かして、社会をよくしていきたいですね。派遣業界に対しては、さまざまな意見もありますが、私は、新たな雇用を創出するという意味で社会的意義のある事業だと思っています。自分で就職活動をしていると、事務職の経験がないことが理由で、面接まで進めず書類で落とされてしまう人も多いですが、キャリアウィンクでは研修を受けることで未経験でも、事務職の仕事に就くことが出来ます。また、どのような仕事が自分に合っているかが分からず悩んでいる人も多いですが、キャリアウィンクでは我々がその人にはどんなお仕事が向いているのかを考えて、どの派遣先に派遣するかを決めるので安心して働くことができます」

大谷: 「キャリアウィンクの受け入れ先にもこだわっておられるのでしょうか?」

平田: 「私たちがこだわっているのは、その会社での就業がその人にとっていいキャリアになるかどうかです。キャリアウィンクでは、同じ期間働くのであれば、次の就業先でより活躍できるような働き方を提供したいと考えています」

大谷: 「そうでしたか。それではもう一つは?」

平田: 「もう1つはちょっと大げさかもしれませんが、日本を元気にしたいと思っています。少子高齢化が進んで労働人口が減ると言われている中、日本の将来に対する不安の声も聞こえてきます。けれど、若くて就業経験が少ない方、年配の方、子育てや介護などで時間に制約のある方、障がいのある方、みんなが政府の掲げる『⼀億総活躍社会』のように自分に合った多様な働き方で100%の力を発揮したら、日本が元気になると考えています。キャリアウィンクも、そのお手伝いができたら嬉しいですね」

大谷: 「いろいろと貴重なお話をしていただき、どうもありがとうございました」

平田: 「こちらこそありがとうございました」

聞き手:ethica編集長 大谷賢太郎

リクルートスタッフィング・平田朗子さんが提案する、自分らしい働き方を実現させるための5つのポイント

①自分を知る

②働くマーケットを知る

③客観的アドバイスを求める

④まず一歩を踏み出す

⑤目の前のことに全力で取り組む

ーーBackstage from “ethica”ーー

平田部長が上げられた「5つのポイント」は、社会で活躍する為のエッセンスが詰まったノウハウであり、起業や新規事業の取り組み方との共通点も多く、私自身も勉強になりました。

私の周りでも、派遣社員から正社員となったケースや、実務経験を積んだ後に、転職を機会に正社員となり、キャリアアップをしている方がいます。

事例としては、

・本人が仕事に対して真摯に取り組み、それを誰かが、ちゃんと見ていてくれていた。

・本人が努力し続けていた結果、他社でも欲しがるスキルを身につけてキャリアアップした。

などのケースが多く。

やはりご本人の努力や実力次第、というのを強く感じます。

今回の平田部長との対談(後編)では、

「日本を元気にしたい。少子高齢化が進んで労働人口が減ると言われている中、若くて就業経験が少ない方、年配の方、子育てや介護などで時間に制約のある方、障がいのある方、みんなが政府の掲げる『⼀億総活躍社会』のように自分に合った多様な働き方で100%の力を発揮したら、日本が元気になると考えています。」

というお話が、とても印象に残りました。

多くの企業や個人が、それぞれの強みを活かし「お仕事を通して社会をよくし、日本を元気にする」取り組みが増えるといいですね。

前編は、こちらから

就職に立ちふさがる「2つの壁」 (株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長)

(連載企画)「キャリアウィンク」でキャリアチェンジを実現!

営業職から未経験の事務職に転身!『私が自分らしいライフスタイルと自分に合った働きかたを実現させるために、心がけた3つのポイント』を園田久慈さん(29歳・女性)にお聞きしました。

第2新卒が最大のチャンス。『私が自分らしいライフスタイルと自分に合った働きかたを実現させるために、心がけた3つのポイント』を青柳美帆さん(23歳・女性)にお聞きしました。

提供:株式会社リクルートスタッフィング

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
http://www.ethica.jp

ethica編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
リアルに感動体験!「エシカ宿泊プラン」をホテル インターコンチネンタル 東京ベイにて予約開始、スペシャルアメニティ(4,655円相当)をお届け。
独自記事 【 2022/12/26 】 Health & Beauty
エシカ・ビューティープロジェクトのテーマである、「私(美容・健康)によくて、世界(環境・社会)にイイ。」をリアルに体験できる宿泊として演出される「エシカ宿泊プラン」。記念すべき第一弾として1月15日〜3月16日の期間に、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイと初のコラボレーションが実施されます!プランのスペシャルな特...
インターネット教養番組『家族で学ぶSDGs』シーズン2 第二話の見どころをご紹介
独自記事 【 2022/12/5 】 Work & Study
11月7日(月)より配信がスタートした、SDGsやエシカルについて学べるインターネット教養番組『家族で学ぶSDGs』シーズン2!「森キミ」ことモデルの森貴美子さんと、環境系エンターテイナーのWoWキツネザルさんが共演して、身近な話題や気づきから、持続可能なアクションやサステナブルについて考えを深めます。今回は、12月5...
SDGsやエシカルについて学べるインターネット教養番組のシーズン2がスタート!
独自記事 【 2022/11/7 】 Work & Study
持続可能な開発目標(SDGs)が国連サミットで採択された2015年から7年。サステナブルやSDGsといった価値観は耳に馴染んできたものの、まだまだ知らないことがたくさんありそうな奥の深い世界です。エシカでは、「森キミ」ことモデルの森貴美子さんと、環境系エンターテイナーのWoWキツネザルさんが共演するSDGsやエシカルに...
テーマは、ナチュラルモダン『自立した女性』に向けたインナーウェア デザイナー石山麻子さん
独自記事 【 2022/9/19 】 Fashion
株式会社ワコールが展開する、人にも自然にもやさしいを目指すインナーウェアライン「ナチュレクチュール」。オーガニックコットン100%のラインアップが注目を集め、肌あたりやシルエットの美しさが話題になっています。その期待に応える形で、今年9月に新作グループも加わりました。やさしさを突き詰めた製品は、どのような想いや経緯から...
【あむんが行く!第1話】 TBSのSDGsプロジェクト!「ミツバチ教室」で蜜ろうキャンドルづくりを体験
独自記事 【 2022/3/7 】 Work & Study
ethica編集部員の娘(5歳)が、様々なエシカルな体験を繰り広げていく、新企画「あむんが行く!」 “あむん”という名前の由来は、紀元前1000年頃より、二千年の長きにわたって栄えたマヤ文明のマヤ語からきています。意味は“森の神”。自然と親和性のある名前を持つあむんが、今後様々なエシカルな体験を繰り広げていきます。娘の...
“自分にも環境にもやさしい”インナーウェア「WACOAL ナチュレクチュール」
INFORMATION 【 2022/2/21 】 Fashion
肌に直接身につけるインナーウェアは着心地が大事。加えて、環境に寄り添ったアイテムであれば、なおさら手に取りたくなります。「Wacoal ナチュレクチュール」は“自分にも環境にもやさしい”を目指したインナーウェアラインです。肌ざわりの良さに加えて、環境や社会に配慮した製品へのこだわりが光ります。今回はそんなアイテムの魅力...
幸せや喜びを感じながら生きること 国木田彩良
独自記事 【 2021/11/22 】 Fashion
ファッションの世界では「サステナブル」「エシカル」が重要なキーワードとして語られるようになった。とはいえ、その前提として、身にまとうものは優しい着心地にこだわりたい。ヨーロッパと日本にルーツを持ち、モデルとして活躍する国木田彩良さんに「やさしい世界を、身に着ける。」をテーマにお話を聞いた。
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【Prologue】
独自記事 【 2021/3/1 】 Health & Beauty
20年以上、トップモデルとして活躍。究極の美の世界で生きてきた冨永愛さん。ランウェイを歩くその一瞬のために、美を磨き続けてきた。それは、外見だけではない。生き方、生き様をも投影する内側からの輝きがなければ、人々を魅了することはできない。「美しい人」冨永愛さんが語る、「“私(美容・健康)に良くて、世界(環境・社会)にイイ...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【chapter1-1】
独自記事 【 2021/3/29 】 Health & Beauty
ファッションデザイナーが描く世界を表現するモデルは、まさに時代を映し出す美の象徴だ。冨永愛さんは移り変わりの激しいファッション界で、20年以上にわたり唯一無二の存在感を放ち続ける。年齢とともに磨きがかかる美しさの理由、それは、日々のたゆまぬ努力。  美しいひとが語る「モデル」とは?
モデルのマリエが「好きなことを仕事にする」まで 【編集長対談・前編】
独自記事 【 2018/12/24 】 Fashion
昨年6月、自身のファッションブランドを起ち上げたモデル・タレントのマリエさん。新ブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS(パスカルマリエデマレ、以下PMD)」のプレゼンテーションでは、環境に配慮し無駄を省いた、長く愛用できるプロダクトを提案していくと語りました。そして今年9月、ファッションとデザインの合同...
国木田彩良−It can be changed. 未来は変えられる【Prologue】
独自記事 【 2020/4/6 】 Fashion
匂い立つような気品と、どこか物憂げな表情……。近年ファッション誌を中心に、さまざまなメディアで多くの人を魅了しているクールビューティー、モデルの国木田彩良(くにきだ・さいら)さん。グラビアの中では一種近寄りがたい雰囲気を醸し出す彼女ですが、実際にお会いしてお話すると、とても気さくで、胸の内に熱いパッションを秘めた方だと...
東京マラソンと東レがつくる、新しい未来
独自記事 【 2022/5/2 】 Fashion
2022年3月6日(日)に開催された東京マラソン2021では、サステナブルな取り組みが展開されました。なかでも注目を集めたのが、東レ株式会社(以下、東レ)によるアップサイクルのプロジェクトです。東レのブランド「&+®」の試みとして、大会で使用されたペットボトルを2年後のボランティアウェアにアップサイクルするとい...

次の記事

就職に立ちふさがる「2つの壁」 (株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長) ethica(エシカ)編集長対談 前編 提供:リクルートスタッフィング
「芯から体を温め、筋肉をほぐす」全身ハーブ浴で、「冷え性」を対策! ナチュラル・オーガニックブランドのパイオニア、ヴェレダ「アルニカ バスミルク」と「2016クリスマスコフレ」をご紹介!

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます