<ethica編集長対談> 宇野薫(総合格闘家) 「昔から好きで普通にやっていたことがエコにつながった。 意識して始めたことではありません」
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<ethica編集長対談> 宇野薫(総合格闘家) 「昔から好きで普通にやっていたことがエコにつながった。 意識して始めたことではありません」

総合格闘家 宇野薫さん Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

この9月に横浜市と環境に関する連携協定を締結したことを受けて、先日、イケア・ジャパンではメディアや企業のCSR(企業社会責任)担当者を対象としたイベント「みんなで向きあう気候変動~地球をよくする快適な暮らし~」を開催しました。

当日その中で、UNHCR、横浜市及び宇野薫さん、村上萌さんらインフルエンサーの皆さんによるミニシンポジウムが行われました。

参加者の1人、宇野さんは第一線で活躍する総合格闘家でありながら、自らオリジナルアパレルブランドを立ち上げたり、そのファッションセンスを買われて近年ではモデルとしても活動するなどマルチな才能の持ち主です。また、エコやサステナブルにも関心を持ち、日頃から実践されていることでも知られています。

そんな宇野さんとethica編集長の大谷が対談しました。

総合格闘家 宇野薫さん Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷 初めまして。ethica編集長の大谷と申します。

僕は昔から格闘技が好きで、宇野さんのこともよく見ています。

宇野 ありがとうございます。

大谷 格闘家としての宇野さんが持っている世界観にとても関心があるのですが、僕の中では、ライフスタイル寄りというか、リングに立っている宇野さんと、雑誌などで拝見する宇野さんとは、全然違う特別なものを感じています。そんな宇野さんがファッションに関心を持ったきっかけは?

宇野 高校生の頃、海外旅行に行く母親に靴を頼んだんです。ところが、間違えて全然違う靴を買ってきてしまいました。おそらく、僕が頼んだ靴がなくて、向こうのスニーカーショップの店員さんが、これがいいと勧めた靴を買ってきたのでしょうが、それがエアジョーダン6だったんですね。それで、これに合う服は何だろうと考えたことがファッションに対して興味を持つきっかけになりました。

宇野薫さん「ファッションに対して興味を持つきっかけは、エアジョーダン6でした。」Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷 それはなかなか面白いエピソードですね。

宇野 そのおかげで、エアジョーダンに合う服を探すために、ファッション雑誌を熱心に見るようになったんです。

大谷 それが今や、若者のファッションリーダーのようになったわけですね?

宇野 いや、ファッションリーダーなんてとんでもないです。ただ、自分が好きでやっているだけですよ。

大谷 今回、横浜市とイケアが環境に関する提携協定を結びましたが、宇野さんは今、横浜にお住みですよね?

宇野 はい。実家が横須賀で、高校は横浜高校に入りました。その後専門学校を卒業してから一人暮らしを始めたのが横浜で、結婚した今もずっと横浜に住んでいます。

宇野薫さん「実家が横須賀で、高校は横浜高校に入りました。結婚した今もずっと横浜に住んでいます。」Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷 先ほどのミニシンポジウムの中でフリーマーケットのお話が出ていましたが、そういう活動をされているのですか?

宇野 高校生の頃にファッションに興味を持つようになったのですが、高校生ですから、お小遣いだけでは少なかったので、どうしたら、安く洋服が買えるかなと思っていたら、フリーマーケットがあるということを知りました。なので、その頃からずっと利用しています。横浜では日産スタジアムや、みなとみらいにある日本丸の周辺で大きなフリーマーケットを開催しているので、そこで買い物をしたり、自分も出店したりしています。

ただ、それがサステナブルになるということは知りませんでしたね。

古着や雑貨などをゴミとして出してしまうと、それで終わってしまうものをもう一度リサイクルして何かに利用するという昔から好きで普通にやっていたことが、たまたまエコにつながることだっただけで、自分から意識してそうしようと思って始めたことではないですね。

宇野薫さん「それがサステナブルになるということは知りませんでしたね。」 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷 その他、宇野さんのライフスタイルの中で健康に気をつけているとか、サステナブルな活動というのはありますか?

宇野 僕は日頃から仕事としてトレーニングをしているので、トレーニング中には、必ず水を補給します。その時、ペットボトルなどのゴミを出さないように、自宅からマイボトルに水を入れて持って行くようにしています。

他には、近場に出かける時は自転車で移動し、電車もよく使います。もちろん、どうしても車で移動しなくてはならない時は車で行きますが、数年前にハイブリッドカーに買い替えました。おかげでガソリンを入れる回数が減りましたね。

大谷 3児のお父さんだとお聞きしましたが?

宇野 はい。上が小学校3年生の男の子の双子で、下が小学校1年生の女の子です。

「みんなで向きあう気候変動~地球をよくする快適な暮らし~」CSRイベントの展示パネル Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷 イケアさんは家族に対するプロダクト提案が多いと思いますが、日頃利用されていますか?

宇野 港北のお店をよく利用させていただいています。本当に助かっていますね。1人暮らしだったら、あまり考えていなかったことが、家族が増えることで電気代なども気になるようになってきました。例えば、電球一つにしても環境に優しくて、お財布にも優しいLEDに変えるようにしてきました。

港北店がオープンして10年だそうですが、僕が結婚したのもちょうど10年前なんです。以来ずっとお世話になっています。イケアは可愛いデザインのものが多いので、何か買い足しや、買い替えの時には、まずイケアに行ってしまいます。

あと、イケアのレストランのミートボールが好きで、行くと必ず食べてしまいます。最近は環境に優しいベジボールも販売されているそうで、そういう新しい取り組みをやっているところが凄いとあらためて思いました。

また、横浜市も環境問題、エネルギー問題などに力をいれて取り組んでいることを今回のシンポジウムで知ることができました。

大谷 横浜市は、子供を取り巻く環境とかにも熱心に取り組んでいますよね?

宇野 そうなんですよね。だから、横浜から出られないんです。

大谷 最後に、宇野さんにとっての「私によくて、世界にイイ」とは、どんなことでしょうか?

宇野 総合格闘家としてデビューして20年になりました。先輩はもちろん、下の年代の選手もどんどん引退している中で、まだ現役としてやらせてもらえていることは自分にとってよいことだと思います。同年代の方に対しても「宇野はまだやっている」ことが少しでも励みになっていたらいいなと思っています。

自分はまだ現役なので、レジェンドといわれるのはあまり好きではないのですが、少しでも長く選手としてやり続けて総合格闘技の良さや楽しさを知ってもらい、格闘技界にも良い影響をあたえ続けられればといいと思っています。

また、自分のやっている格闘技を通じて、少しでも世界に恩返しができれば、それが世界にイイということになるのではないかと思います。それがどのようなカタチなのかは、まだはっきりとは分かりませんが、今はそんなふうに考えています。

大谷 今日はどうもありがとうございました。

 

■宇野薫さんのオフィシャルブログ(UNOBLO)はこちら

http://ameblo.jp/caoluno/

■UNO CAOL SHOW TENはこちら

http://www.uno-caol-showten.com

 

総合格闘家 宇野薫さん Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

聞き手:ethica編集長 大谷賢太郎

CSRイベントの様子はethicaのバックナンバーにてご紹介しています。

横浜市とイケア・ジャパンが環境に関する連携協定を締結

ーーBackstage from “ethica”ーー

身近に始められる環境対策として、5R=「リデュース」「リユース」「リペア」「リサイクル」「リフューズ」という考え方があります。宇野さんの様に自然体で無理なく、好きで始められる事は、「私によくて、世界にイイ。」事と言えるのではないでしょうか。(ethica編集長:大谷賢太郎)

 

〜日頃の生活で始められる事や心がけ〜

リデュース(Reduce:削減)
本当に良いものを選び、ものを大切に長く使う。

リユース(Reuse:再利用)
例えば、フリーマーケットなどに参加。

リペア(Repair:修理)
修理・修繕しながら大切に使う。

リサイクル(Recycle:再循環)
リサイクルシステムのある商品を選ぶ。

リフューズ(Refuse:却下)
例えば、マイバックを使いレジ袋を貰わない。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
http://www.ethica.jp

ethica編集部

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