TBS秋沢淳子さん鼎談(第3話)NGO「スプートニクインターナショナル」を設立
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TBS秋沢淳子さん鼎談(第3話)NGO「スプートニクインターナショナル」を設立

TBSの元アナウンサーで現在は総務局CSR推進部で部長を務める秋沢淳子さん。社業以外でも2000年に国際交流・教育支援・国際協力をテーマにしたNGO団体「スプートニクインターナショナル」を設立しスリランカで積極的に活動するなど多方面で活躍されています。

そんな秋沢さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎、副編集長・萱島礼香がお話をお聞きしました。

大学時代はAFS日本協会でボランティア活動、そしてTBSへ入社

萱島: 留学経験を経て、秋沢さんは大学時代、国連で仕事をしたいと考えておられたそうですね。でも、実際にはTBSのアナウンサーになられました。それはなぜ?

秋沢: う~~ん、魔が差したから・・・ですかね(笑)。テレビ局ってインターナショナルな仕事ができるんじゃないかと思って入ったんですけど、ドメスティックでしたね、日本のマスコミというのは。特に、私が入社した頃は、とてもドメスティックでした。

私は大学時代からボランティアでAFS日本協会のお手伝いをしていたのですが、TBSに入社してからも続けていました。そんな中、同じAFS仲間で当時ニュージーランドにスリランカから留学に来ていたスリランカ人が、今度は日本に留学していることがわかり、当時ニュージーランドに日本から派遣された仲間たちも含めてリユニオン(同窓会)をしようということになりました。

左から二人目が高校時代の秋沢さん、左から三人目のスリランカ人・エシャンタ・アーリヤダーサ氏と一緒にNGO団体「スプートニクインターナショナル」を立ち上げた。

みんなで集まった時、彼が「スリランカは内戦をしていて大変なんだよね。女性や子どもがいちばん被害を受けていて、子どもには教育の不平等がある。だから、僕は少なくとも子どもに色々なことを学ぶ機会を与えたいと思って活動しているんだ」というんです。

それは私たちが学ばせてもらったAFSの理念に近いし、今度は私たちができることをして世の中に還元していかないとダメだよねという話になって立ち上げたのが「スプートニクインターナショナル」なんです。

「国際交流・教育支援」をテーマに活動するNGO「スプートニクインターナショナル」を設立

大谷: スプートニクってロシア語ですよね?

秋沢: ええ、そうです。

大谷: なぜ、その名前にしたのですか?

秋沢: スプートニクというのは、人類が最初に打ち上げた衛星なんですけど、それによって地球が小さくなってコミュニケーションも人の移動も活発になってきた、すごく象徴的な衛星だったんですね。実際、多くの人が海外旅行に出かけるようになりました。まさに異文化同士が初対面でぶつかり合う事が増えたという事で、その時に私たちが考えるボランティア活動は絶対に大事になっていくから、“スプートニク”というワードを象徴として掲げようと思いました。

(参照)スプートニクインターナショナルジャパン 公式サイト

それと、スプートニクというのはロシア語でトラベリングコンパニオン、一緒に歩いていく同士、旅する仲間という意味なんですよ。だから、私たちの目標は世界平和と大きいけれど、その目標に向かって一緒に歩いていこうということと、最終的にはインターナショナルな団体にしていきたかったので、グローバルでも通用するような単語にしようということでスプートニクという言葉を選びました。

私の夢はアジア中をつないで、それぞれに交流会館のようなものがあって、お金がなくてもその国のことを知りたいという若者たちに、安全に安く泊まれ現地の人々と交流でき、お互いの事を学べる場を提供するということ。それができたらいいなと思って作りました。

大谷: 命名の理由をお聞きすると、やっていらっしゃる活動にふさわしい、いい名前だなと思えますね。

秋沢: ありがとうございます。

大谷: 「ethica」の読者で早稲田の社会学の修士の方がいて、公益財団法人イオン環境財団主催「アジア学生交流環境フォーラム ASEP2019」に参加し、アジアを旅しながら学生たちと交流をしたエピソードが面白いということで、今ちょうど、その読者による「ethica」の連載をやっているのですが、世界観的にはスプートニクインターナショナルと同じでイメージが伝わってきますね。

秋沢: 私も学生の時にお金がホントになくて、それでも世界を見て回ろうと思って、地を這うように旅行して安いところに泊まるしかなかったいんですけど、安くて安全なところってなかなかないんですよ。

大谷: 安くて安全でその国のことが学べる場所があったら最高ですよね。それで、秋沢さんたちが作ったんですね?

秋沢: はい、そうです。まずスリランカに拠点を作ろうと思って2000年に立ち上げました。今、お陰様で大きな組織に育っていて、20年という時間をかけて正しく活動しているとちゃんと育ってくるんだということを実感していますね。

萱島: 宿泊施設ということに加えて、どのような活動の拠点となっているのでしょうか?

秋沢: 日本から支援しているので日本語や日本の文化を多くの人に学んでいただいています。コロンボにある日本大使館にもご支援いただき日本に留学したいというスリランカ人の高校生や大学生たちの支援などいろいろなことをやっています。

逆に、日本の大学生でスリランカのことを学びたいという人たちにスリランカに来てもらって、スプートニクが運営しいる児童養護施設(いわゆる孤児院)の子どもたちに遊びや勉強を教えてもらったり、スリランカにある世界遺産に日本語を勉強している学生さんたちと一緒にいって、その遺跡の説明を日本語でやってもらうみたいな交流プロジェクトもやりましたね。スプートニクの三つの活動目標、国際交流支援、国際教育支援、国際協力を柱に、様々な活動を展開しています。

(第4話に続く)

 

続きを読む(第4話)>>>

 

秋沢淳子

株式会社TBSテレビ/株式会社TBSホールディングス

総務局 CSR推進部 部長、DigiCon6 Asia事務局 海外ディレクター

一般社団法人 Sputnik International
創設理事

公益財団法人 AFS日本協会
理事

ethica副編集長 萱島礼香

法政大学文学部卒。総合不動産会社に新卒入社。「都市と自然との共生」をテーマに屋上や公開空地の緑化をすすめるコミュニティ組織の立ち上げを行う。IT関連企業に転職後はwebディレクターを経験。主なプロジェクトには、Sony Drive、リクルート進学ネットなどがある。その後、研究機関から発足したNPO法人に参加し、街の歴史・見どころを紹介する情報施設の運営を担当した。2018年11月にwebマガジン「ethica」の副編集長に就任。

聞き手:ethica編集長 大谷賢太郎

あらゆる業種の大手企業に対するマーケティングやデジタルの相談業務を数多く経験後、2012年12月に『一見さんお断り』をモットーとする、クリエイティブ・エージェンシー「株式会社トランスメディア」を創業。2013年9月に投資育成事業として、webマガジン「ethica(エシカ)」をグランドオープン。2017年1月に業務拡大に伴いデジタル・エージェンシー「株式会社トランスメディア・デジタル」を創業。2018年6月に文化事業・映像事業を目的に3社目となる「株式会社トランスメディア・クリエイターズ」を創業。

創業10期目に入り「BRAND STUDIO」事業を牽引、webマガジン『ethica(エシカ)』の運営ノウハウとアセットを軸に、webマガジンの立ち上げや運営支援など、企業の課題解決を図る統合マーケティングサービスを展開。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

ethica編集部

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